やっぱり噂は本当だった…ホンダ新型フリードの一部グレードが受注停止へ。販売方法にも課題アリ?納車後の雑感もまとめていこう
新型フリードの満足度が高いことはもちろんだが、ホンダの販売方法はまだまだ課題がありそう
2024年6月に発売されて2か月以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード (Honda New FREED)。
私も発売日にe:HEV CROSSTR(GT6)・3列6人乗り[2WD]が納車され、走行距離も既に3,500kmを突破したところです。
ホンダの主力モデルであり、2024年を代表する売れ筋でもあるため、商品力や満足度が高いことはもちろんなのですが、一方で疑問視されるのは販売方法。
具体的に、どういったところに疑問を感じるのか?そして以前噂された受注停止についても見ていきましょう。
やはりフリードの一部グレードは本当に受注停止中のようだ
まずは前回のブログでもお伝えした通り、ホンダ公式ホームページでも記載されていた新型フリードの受注停止アナウンスについて。
これについて、私がいつもお世話になっているホンダディーラーに取材させていただいたところ、どうやら2024年9月上旬時点で「e:HEV AIR EXの受注を停止」しているとのこと。
受注停止理由については、既に2024年9月上旬の時点で「納期 約1年」のため、次回の年次改良に向けて生産調整が絡んでいるとのことですが、状況に応じて生産性を強化する可能性もあることから、何れe:HEV AIR EXの納期短縮や受注再開の可能性も考えられるとのこと(あくまでも予定ですが…)。
フリードの販売方法においても、受注停止を加速させた要因になっている?
ただホンダ側も、ここまでe:HEV AIR EXに受注が殺到するとは予想できていなかったそうで、その点は見通しの甘さなどが指摘されてもおかしくはないと思うのですが、そもそも3列6人乗りのe:HEV AIR EXとe:HEV CROSSTARにのみ、アダプティブドライビングビーム[ADB]やアクティブコーナリングライト[ACL]、マルチビューカメラ[MVC]といったセットメーカーオプションを設定したことも、今回の受注の偏りを加速させたきっかけにもなったと推測。
2025年の年次改良では、上記のグレードに限らず、ガソリンモデルや他グレードでも設定できるよう、メーカーオプションの拡大が期待されますが(ある意味でホンダの常とう手段)、その頃には競合モデルとなるトヨタ現行シエンタ (Toyota New Sienta) も、更なる一部改良もしくはマイナーチェンジにより、商品力を大幅に向上させているでしょうから、まずは早期的な受注再開ができるよう、ホンダの賢明な判断に期待したいところですね。
フリードの雑感~専用ホイールが洗いづらい~
続いて、私のフリード e:HEV CROSSTARが納車されて2か月以上が経過しての雑感をまとめていきましょう。
まずはCROSSTAR専用となる15インチアルミホイール。
これはデザインを見てもおわかりの通り、まるで花びらのようなユニークなホイール意匠ではあるものの、一方で不満に感じるのがメンテナンス性。
マルチスポークとは異なり、ホイール表面を手洗い洗車するときは特に苦労はしないのですが、問題なのはホイールの裏側やリム部分。
いわゆるホイール用スポンジと手を入れ込むスペースが全くないため、リムを洗うことも、ブレーキディスクを洗うこともできないんですね。
もちろん、奥までゴシゴシ洗うためのホイールブラシも通すことができないため、仮にホイールをしっかりと手洗いする場合は、「ホイールを外さないとキレイにできない」のは不満要素の一つ。
デザイン優先による弊害はあれど、フリードのように実用性重視のモデルになると、もう少しホイールのメンテナンスは考慮してほしかったところです。