日産が「独自のプラグインハイブリッド(PHEV)を開発」と報道!更に記念すべきPHVモデル第一弾と思わしき開発車両も初スパイショット
敢えて三菱からの供給ではなく、自社開発によるPHVを採用か
日産がラインナップするパワートレインといえば、ガソリンモデルやシリーズハイブリッドe-POWER、マイルドハイブリッド(もしくはS-HYBRID)、そして100%電気自動車のピュアEVとなりますが、未だプラグインハイブリッド(PHV/PHEV)はラインナップされていません。
同じアライアンスグループの三菱は、アウトランダーPHEV(Mitsubishi New Outlander PHEV)/エクリプスクロスPHEV(Eclipse Cross PHEV)などをラインナップしますが、どうやら日産は、こうした三菱のPHEV技術とは別に、自社開発によるPHVを量産モデルに適用する計画を立てている可能性があるようです。
今回この情報を展開しているのは日本経済新聞で、しかも2020年代後半に向けて、PHVシステムを導入するモデルの販売を整えると報道しています。
一方でホンダは三菱からのOEM供給を検討している模様
日産は自社開発のPHVを導入する計画がある一方で、日産/三菱/ホンダの三社にてパートナーシップを締結したホンダに関しては、三菱からのOEM供給を検討すると報じているとのこと。
ちなみにホンダのPHEVモデルといえば、2021年9月に販売終了したクラリティ(CRALITY)が一番イメージしやすく、直近だと水素燃料電池を搭載するCR-Vを販売したばかり。
このプラグインハイブリッドを採用するモデルに関しては、今のところ具体的な情報は展開されていないものの、もっとも現実的なのはフラッグシップSUVのCR-Vや、フラッグシップセダンのアコード(New ACCORD)、そしてフラッグシップミニバンのオデッセイ(Odyssey)もしくは、ミドルサイズミニバンのステップワゴン(New STEPWGN)といったところでしょうか。
それ以外のモデルに関しては、価格帯の大幅な値上がりが懸念されることや、ハイブリッドモーターだけでなくリチウムイオンバッテリーなどを搭載したときの車内スペースの縮小など、諸々の理由でマイナスになる部分も考えられることから、まずはフラッグシップ&ボディサイズが大きめのモデルから導入するのでは?と推測。
日産の場合は主力モデルに導入する可能性が高そうだ
一方の日産に関しても、現時点ではどのモデルにPHVが導入されるのかは不明ですが、グローバルモデルとして幅広く活躍してるエクストレイルの次期モデル(T34?)や、次期エルグランド(New ELGRAND, E53)、更には次期V38スカイライン(New V38 SKYLINE)などに採用される可能性が高そう。
日産は既にPHVを搭載する開発車両でテスト走行中?
そして、もう一つ興味深いものが…
先程のPHVネタに絡めて、実はこのモデルが日産初のPHVモデルなのではないか?と噂されているのが、日産エヴォ・コンセプトハイブリッド(Nissan EVO Concept HYBRID)と思わしき開発車両。
この開発車両は、中国の公道にて初めてスパイショットされたそうで、噂によれば2024年4月25日に中国・北京モーターショー2024にて出展されたエヴォ・コンセプトの量産仕様ではないか?との見方もあるようです。