トヨタにバレたらヤバいだろうな…AE86(ハチロク)のレプリカボディがアリババにて販売中!レクサスが2024年9月27日時点での最新工場出荷目途を更新

まさかAE86のボディをコピーして、そのまま大手オンライン通販サイトにて販売するとは…

トヨタAE86といえば、漫画「イニシャルD (頭文字D)」の主人公である藤原拓海が運転していた車両としても有名で、更にアニメ化などによって世界的にも有名になった作品です。

そんな頭文字Dで有名となったAE86(トヨタ・カローラ・スプリンター)は、既に生産・販売が終了しているため、どんなに国内外で人気だったとしても購入することは難しく、しかも中古車市場や競売では新車価格よりも高額値で取引されるほどに価値が上がっています。

そんなAE86のボディをコピーしたレプリカ品が、中国の大手オンライン通販サイトであるアリババにて販売され大きな話題となっています。


AE86のレプリカボディは最低5台分から購入可能

こちらが今回、中国大手オンライン通販サイト・アリババにて販売されているトヨタAE86のレプリカボディセット(ドア/ボンネット/ハッチ等)。

年式としては1984年~1987年モデルに対応しているそうで、販売方法としてはロットによって料金が変化する(割引が変化する)方式に。

具体的には5台(5セット?)分から購入することが可能で、その場合だと単価は9,500ドル(日本円に換算して約135万円)の販売となり、10台~49台のロットだと単価は9,000ドル(日本円換算で約128万円)、そして50台以上のロットになると単価は8,500ドル(日本円換算で約121万円)での販売となっています。

つまりは、最低でも5台分となる47,500ドル(日本円換算で約675万円)を支払わないといけないわけですが、新しいプロジェクトカーとして購入するのはアリだとは思うものの、個人で購入するにはあまりにもハードルが高め。

商用サプライヤーで技術力もあるのに、なぜこのような危ない橋を渡るのか

ちなみにこのボディ、トヨタの中国法人が製造元になっているわけではなく、実はトヨタと全く関係のない江蘇省奥圓汽車工業有限公司という企業が、独自にAE86のボディを入手した可能性があり、それを3Dスキャンにて製造したものを販売していると報じられています。

なお参考までに、この企業はGM(ゼネラルモーターズ)や中国第一汽車(FAW)の合弁企業であるFAW-GMの主要サプライヤーとしても有名で、そんな技術力のある企業が、こんな危険な橋を渡るような商売をしていることが不思議。

このサプライヤーは、AE86だけでなく様々なメーカーのレプリカボディも販売中

しかもこの企業のホームページを見てみると、どうやらAE86だけに限らず、トヨタの主力モデルであるランドクルーザーシリーズはもちろんのこと、三菱ランサーシリーズやフォード、シボレー、ジープ、テスラ、日産、マツダ、スバルといった様々な主要自動車メーカーのパーツを3Dスキャンして、ボディなどパーツ類を販売していることが判明。

主要サプライヤーとして機能していることはもちろん、おそらく法人から個人までを相手にする需要の高い企業なのだと思いますが、他社の技術やデザインを盗んで高値で取引しているため、何れ各種メーカーから訴えられてもおかしくないところ。

改めて、アリババにて販売されているボディを見ていくと、素材としてはスチール製で、プレス加工されたパネルやボディを手掛けているだけあって見た目は本物そっくり。

ただ、こうした精悍な仕上がりもトヨタとのつながりがなければできないことですし、実際にどれだけ適合するかは誰にもわからない上に、剛性もどれだけあるのかも不明。

色々とリスクはあるが、どうやら売れているようだ

そういった意味では簡単に購入することのできないハードルの高い商品だと思いますが、ドリフト車をベースにガワをAE86のスキャンボディに置き換えたドナーカーとすることも可能ですし、カスタマイズの幅は広がりそうなところ。

なお海外カーメディアmotor1.comの報道によると、どうやらこのAE86のレプリカボディは多くの中国ユーザー向けに売れているそうで、しかしどの業者がどのような目的で購入しているかまでは不明なままだそうです。

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