レクサスの品質はどんどんダメになっていく…?新型LX600を所有するオーナーが不満に思うポイント。一部のYouTuberやSNSでは「燃費最悪」と言っているが?
レクサスの品質はお世辞にも高いとは言えないのが本音
2023年5月に私に納車されて、1年4か月(16か月)以上が経過したレクサス新型LX600・ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
今回は、レクサスのフラッグシップSUVを所有していて気になるポイントや不満に思うこと、そしてレクサスというブランドの立ち位置や、トヨタとの差別化が徐々に薄れている現状と危機感についてまとめていきたいと思います。
レクサスブランドとしての売上自体は好調ではあるものの、好調であるが故に「これぐらいの仕上がりでも売れる」と考えているのかは不明ですが、様々なレクサス車種を所有してきた身からすると、どんどんレベルは下がってきているように感じられます。
具体的にどういったところでレベルが下がっているのでしょうか?
内装色の色味が統一されていない
まず個人的に気になっていたのが、LX600の内装色の色味が統一されていないということ。
私が所有するLX600の内装色はヘーゼルになるのですが、上の画像にも有る通り、オドメーターやメーター輝度周りのソフトパッド(上部)のヘーゼルカラーと、リアテールゲートやETC車載器周りのソフトパッド(下部)のヘーゼルカラーの色見が微妙に異なっているんですね。
基本的に夜間時に乗ることの多かったLX600ですが、ここ最近は日中に乗ることも多かったので改めて内装を諸々確認してみたところ、こうした細かいところの色味が統一されていないのは「レクサスのフラッグシップモデルとしてどうなの?」と思う所。
おそらく上部と下部で素材が異なるのだと思いますが、ヘーゼルでこれだけ色味が異なるのであれば、EXECUTIVE専用のサンフレアブラウンや、ホワイト&ダークセピア、ダークローズ系のクリムゾンでも色味の違いがあるのではないかと予想されます。
やっぱりレクサスにアナログクロックは欲しかったな…
続いてLX600のインパネ周りについてですが、乗っていて常々思うのは「アナログクロックが無いだけで、こんなにも高級感が低下するんだな…」ということ。
旧世代のインフォテイメントシステムなどを継承しているIS500 F SPORT Performanceの場合だと、細かい所を見るとプラスチッキーに感じる部分はありますが、それでもインパネ中央にアナログクロックあるだけで大分印象は異なりますし、夜間時でもバックライトが点灯するところも高級感があって「トヨタには無いレクサスならではのおもてなし」と受け取っていました。
しかしながら、この機能が他のモデルでも廃止になってからは、レクサスの特別感が一気に薄れたように感じるんですね。
オーナメントパネルもトヨタとの差別化が薄れている
レクサスといえば、水圧転写技術によって、従来の印刷技術では不可能であった曲面や立体物などの形状に応用できるオーナメントパネルをラインナップしてきましたが、このオーナメントパネルもどんどんトヨタのオーナメントパネルデザインとの差が見られなくなり、レクサス本来の個性が失われているのでは?と思うんですね。
もちろん、トヨタには無いアートウッド(鷹羽)といった特別な寄木細工の技術もありますが、縞杢に至っては全く特別感がないですし、ましてや各種物理スイッチがプラスチッキーな見た目ということもあって組合せの違和感と不格好さが際立ってしまっているので、レクサス本来のうま味を引き出せていないように感じます。
「レクサスに何を求めているの?」と言われたそれまでだとは思いますが、それならばトヨタとレクサスで装備や品質差が広がらないのであれば、それぞれ独立したブランドを立ち上げる必要性はないと思いますし、無理してまでレクサスモデルを購入する必要性もないですからね。
これ以上、食指が動かないままレクサスは退化していくのではないか?といった危機感も感じているのですが、販売台数や売上げが大幅に低下しない限りは、レクサスはこのまま危機感を持つことも無く、変化を加えていくことも無いかもしれませんね。