破格過ぎてヤバイ…長安マツダ新型EZ-6の価格は日本円で約324万円から!何とPHEVの航続距離は脅威の1,300km以上でRAV4やアウトランダーPHEVよりも上のレベルだった

遂に中国向けとなる新型EZ-6の価格帯やグレードなどが判明!

2024年9月28日に先行予約販売が開始となった、中国市場向けとなるマツダ新型EZ-6。

正式発売時期は2024年10月26日に決定したわけですが、遂に本モデルの価格帯に加えて、具体的なグレードやスペック、そしてボディカラーも判明しました。

やはりEV大国・中国なだけあって価格帯もかなり思い切った設定になっていますが、これに加えてレンジエクステンダー(PHEV)のスペックも中々に衝撃的。

果たしてどのような内容になっているのかチェックしていきましょう。


現地価格は16万元から!何と日本円で約324万円の破格設定

まずは、皆さん気になっていたであろうEZ-6の現地価格ですが、厳密なグレード別価格帯はまだ公開されていませんが、16万元~20万元になることが決定。

これを日本円に換算すると、約324万円~約405万円という驚きの価格設定になるわけですが、実は中国向けCX-5の価格帯が12.5万元~19.7万元(日本円に換算して約253万円~約399万円)になるため、このモデルよりもほんの僅か高いレベル。

日本向けでいえば、CX-60よりも安価な価格設定での販売になるため、長安マツダとしても「中国では何が何でも売りたい」という強い想いがあるのだと思いますが、別の見方をすればEV大国である中国では、「これだけ安価な価格帯じゃないと売れない」ことを意味するのかもしれませんね。

もしくは、(このあとに紹介する)ベースモデルやプラットフォームがあることで開発コストを抑えられていることから、この価格帯が実現できた、という可能性も高いかもしれませんね。

新型EZ-6のグレード構成をチェック

続いては、中国向け新型EZ-6のグレード構成をチェックしていきましょう。

グレードとしては、レンジエクステンダー(PHEV)モデルが4グレード、そして100%電気自動車のピュアEVモデルが3グレードの全7グレードを展開することが決定しました。

【中国向け新型EZ-6のグレード構成一覧】

[レンジエクステンダー(PHEV)モデル]

◇增程130(拡張範囲130)

◇增程200(拡張範囲200)

◇增程200智雅 先享版(拡張範囲200 Zhiya ローンチエディション)

◇增程200智尊 先享版(拡張範囲200 スマートプレミアムエディション)


[ピュアEVモデル]

◇纯电480智悦版(ピュアエレクトリック480 Zhiyueバージョン)

◇纯电600智雅 先享版(ピュアエレクトリック600 Zhiya ローンチエディション)

◇纯电600智尊 先享版(ピュアエレクトリック600 プレミアムエディション)

グレード構成としては以上の通りとなります。

プラットフォームは、前回のブログでもお伝えした通り、長安汽車のプレミアムブランドである深藍(Deepal:ディーパル)のEVセダン・SL03がベースになるため、長安EPAハイブリッドプラットフォームを採用しています。

実車を拝見した上で考えると、やっぱり今回の価格設定はバグってる

なおボディサイズとしては、全長4,921mm×全幅1,890mm×全高1,485mm、ホイールベース2,895mmとなるため、トヨタ新型クラウンセダン(Toyota New Crown Sedan)に比べると全長はショートながらも、全幅は全く同じなため、かなりワイド&ローなスタイリングなのは確か。

本モデルについてはマツダ本社ショールームでも拝見しましたが、デザイン性はもちろんの、サイドから見た時のリフレクションも素晴らしく、メルティングカッパーメタリックとの相性も抜群。

駆動方式は後輪駆動[FR]ベースのクーペライクなセダンになるため、この質感で日本円にして約324万円~約405万円は、改めて破格設定ではないかと思いますし、仮に日本でこの価格帯で販売したら、競合モデルとなるクラウンセダン以上の注目を集めるかもしれませんね。

2ページ目:EZ-6が凄いのは価格だけではなく、レンジエクステンダー(PHEV)のスペックもかなり凄かった!