日本でも発売してほしい…マツダ新型EZ-6の実車を見てきた!その姿はまさに「美しいクーペセダン」サイズ感や質感はクラウンセダンとも対抗できそう

まさかこんなにも早くEZ-6の実車を拝見できるとは…

中国市場や欧州市場での市販化が決定しているマツダの新世代セダン・新型EZ-6。

既に日本では生産終了しているフラッグシップセダンMAZDA6の後継と思われる一台ですが、このモデルが遂に日本でも初展示されたため、早速実車を拝見してきました。

EZ-6は、今のところ日本市場での市販化の予定はありませんが、2024年9月24日~10月31日までマツダ本社ショールームにて期間限定で展示されるそうです。
※10月3日~10月8日は別イベントのため展示されないので注意


新型EZ-6の実車を見ていこう

こちらが今回、マツダ本社ショールームにて特別展示されている新型EZ-6。

本モデルは、マツダと重慶長安汽車の合弁企業である長安マツダより販売される一台で、「100%マツダの自車開発」ではなく、長安汽車のプレミアムブランドである深藍(Deepal:ディーパル)のEVセダン・SL03がベースとなっています。

ボディカラーは今後のトレンドになりそうなメルティングカッパーメタリック

今回はあくまでもコンセプトモデルになるため、搭載されるパワートレインなどは不明ですが、中国市場や欧州市場では、100%電気自動車のピュアEVに加え、無給油1,000km以上走行可能とするプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類をラインナップする予定です。

そして実際に展示されていたボディカラーは、CX-70/CX-80などでもラインナップされているメルティングカッパーメタリック。

トヨタ/レクサスや日産などでもラインナップされているブロンズ系のカラーになりますが、今後のトレンドカラーになりそうなところ。

少し前置きは長くなりましたが、フロントマスクを見ていくと、マツダの魂動(こどう)~Soul of Motion~に基づいたデザイン言語であると共に、これまでのマツダのヘッドライトを縁取るようなシグネチャーウィングではなく、シグネチャーウィング風に見せたLEDライトへと変化。

そしてフロントグリルパターンに関しては、立体的なドット柄風に見せていて、実際はクリーンなピアノ調ブラックパネルというのもユニーク。

別の角度から見てみるとこんな感じ。

こうして見ると、凹凸の無いフラットなパネルに見えるのがわかりますね。

あとはフロントエンドの”MAZDA”エンブレムも、他メーカー同様にLED化されているのもトレンドの一つ。

エアインテークはダミーではなく、しっかりと切り欠きが入っている

そして個人的にとても気になっていたのが、フロントヘッドライト直下のエアインテーク。

上の画像にもある通り、しっかりと空気が抜けるようになっていました。

あとはL字型LEDデイライトやL字型ポジションランプ、そしてLEDデイライトの直下には、点灯していない単眼タイプのLEDヘッドライト(おそらくはハイビームシステム)も確認できます。

王道セダンというよりも、クーペライクなファストバック風セダン

こちらはサイドビュー。

とても伸びやかな後輪駆動[RWD]ベースのボディスタイルでありながらも、王道セダンというよりかは、クーペライクなファストバックスタイルでトヨタ・クラウンセダン(Toyota New Crown Sedan)に近いものがありますね。

ちなみにボディサイズは、全長4,921mm×全幅1,890mm×全高1,485mmと大きめ。

ただ、競合モデルになるであろうクラウンセダンの全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mmに比べると、全長は100mm近く短いのは、立体駐車場など狭いところでの取り回し性で若干の差が生まれそう。

足もとのタイヤホイールサイズやタイヤ銘柄は?

足元も見ていきましょう。

ホイールスポークは、CH-Rのような花びらチックなデザインの19インチを装着。

もう少し間近で見ていくと、ブラックの整流板のようなものが装着されており、切削光輝&ブラックのデュアルトーンに仕上げられ引き締まりを強化。

気になるタイヤ銘柄は、ミシュラン製イープライマシー(MICHELIN e-PRIMACY)で、タイヤサイズは前後共通の245/45R 19インチを装着しています。

2ページ目:EZ-6の質感は全体的に高め?テールランプには複雑なデザインも?