テスラ新型サイバートラックが1年以内に「通算5度目」となるリコール!今度は画面が真っ白に…米トヨタ新型カムリは毎日「834台」も売れていることが明らかに
さすがに1年以内で「通算5回」のリコールはネガキャンになりそうだ
何かと話題の絶えないテスラのピュアEVトラックの新型サイバートラック (Tesla New Cybertruck)。
LEDヘッドライト周りに雪が溜まってしまったり、タイヤの減りが早すぎたり、ほんのちょっとしたことでも注目の対象になっていますが、海外カーメディアCARSCOOPSの報道によると、今回新たな話題として、「通算5度目」となるリコールが届け出されるとのこと。
この1年以内で5度のリコールが届け出されるのは極めて珍しいかと思いますが、今回はリアビューカメラ映像が「真っ白」になってしまうようです。
法規上は「画面が真っ白」になって問題ないのは2秒だが、今回は「最大8秒」も真っ白になるようだ
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に届け出されているテスラ・サイバートラックのリコールについてですが、通算5度目の不具合内容としては、後方視界に関する連邦自動車安全基準に準拠していないとして、累計27,185台が対象になっています。
具体的には、特定の状況下おいて「車両システム」に再起動命令が出る前に完全にシャットダウンしない可能性があるとのこと。
この状態の間にドライバーがバック(R)すると、法律で定められた「2秒以内」にバックカメラの画像が表示されない可能性があるそうです。
NHTSAによれば、車をバックに入れた後、バックカメラのディスプレイが「6~8秒間」空白になる可能性があると述べており、先程の「2秒以内」を大幅に超えてしまうため、連邦自動車安全基準に準拠していないと述べています。
もちろん、この数秒の遅延がドライバーに大きな影響を与えるわけではないですし、ドライバーは肩越しに確認したり、サイドミラー等を利用することで、車をバック駐車することも可能ではあるものの、法規上の問題ともなると話は別。
リコールの改善措置はOTAアップデート
なお改善措置としては、テスラお得意のOTAアップデートによってプログラム修正可能とのことから、サイバートラックオーナーはわざわざテスラディーラーに訪問しなくとも、オーナー自身でアップデート操作できるのは便利。
OTAアップデートの時間も数分程度で解消できるそうで、このプログラム配信は2024年9月19日より既にスタートしているそうです。
車内コンプラ監査の一環により、この問題が発覚
ちなみに、どうしてこの問題が発覚したのか?というと、テスラは2024年9月12日、社内コンプライアンス監査の一環としてこの問題を発見。
その後、テスラは数日かけてこの問題を調査し、最終的にソフトウェアの問題に関連する可能性のある保証請求45件と、実際に不具合が起きたという現場報告4件から特定したとのこと。
テスラにしては珍しい出来事ではないかと思いますが、「走る広告塔」ともいわれるサイバートラックの不具合は可能な限り対処していきたいと考えている一方、テスラとしては「何か起こる度にサイバートラック及びテスラの宣伝になっている」とも捉えているため、今後もまだまだ話題の渦中にある存在であることは間違いなさそうです。