北米にて一足早く2025年モデル・改良型LC500/LC500hが発表!日本向けもあまり期待できない?レクサスが2024年10月4日時点での最新工場出荷目途を更新
2025年モデルのLCも、マイナーチェンジやフルモデルチェンジといった大きな改良・変更は無し
2017年にレクサスのフラッグシップスポーツクーペとして発表・発売されたLC500/LC500h。
3年後の2020年には、ソフトトップオープンモデルのLC500コンバーチブルが発売されたわけですが、基本デザインが採用されてから約7年が経過してもマイナーチェンジ相当の変更は無く、今のところフルモデルチェンジの予定も無し。
度重なる年次改良/モデルイヤーチェンジを繰り返すだけのLCですが、アメリカ市場では一足早く、2025年モデルに関する公式情報が展開されています。
MY25モデルは内外装デザインの変更無し!何が改良・変更される?
こちらが今回、レクサスのアメリカ法人が公開したMY25モデルのLC。
内外装デザインの変更は特にないものの、ボディカラーの追加や”目に見えない”部分でのアップデート等が施されるとのこと。
具体的に以下の通り。
【(2025年)LC500/LC500h/LC500コンバーチブルの改良・変更一覧】
[全グレード共通]
◇床下ブレースの再設計(剛性アップ)
◇新色「イリジウムシルバー」を追加
※IS/RXなどにも採用されているカラー
[LC500hのみ]
◇SPORT Packageのみ、カーボンファイバースカッフプレートを装備
[LC500コンバーチブル]
◇ソフトトップルーフのカラーオプション「レッド」「ブルー」を追加
改良・変更内容としては以上の通りとなります。
LCは変更すべきポイントが変更されないのは残念
改良内容としては極めてシンプルですが、個人的に気になったのはレクサスの「L」マークエンブレムが、ガソリンやハイブリッドに関係なくブラック背景に統合されないということ。
既に他のモデルラインナップでは、ブルー背景のハイブリッドも全てブラックに統一されているため、てっきりLC500hでもブラック背景に統一するものと思っていましたが、なぜブルーのままにしているのかは疑問。
あとは、レクサスのトレンドにもなっている”LEXUS”のレタリングバッジが採用されなかったこと。
これもレクサスのデザインアイデンティティの一つだと思いますが、個人的にはLCにこそ採用してほしかったポイントの一つ(洗車は面倒だけど)。
Lexus Safety Sense+は「2.5」のまま
あとはやっぱり、予防安全装備・ドライビングサポートLexus Safety Senseのアップデートが無かったということ。
現行LCは「Lexus Safety Sense + 2.5」に留まっていますが、個人的には「+ 3.0」にアップデートさせることで、全方位センサーを常時システム稼働させる仕組みにしてほしかったところ。
パワートレインの変更・改良なども無し
そしてパワートレインにおいては、こちらは特に変更の必要はない感じていて、これまで通りLC500が排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンで、LC500hが排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジン+マルチステージハイブリッドを継続する形で問題ないと思っています。
特にV8 NAを搭載するLC500は、日本製スポーツカーの中でも絶滅危惧種に値しますし、同じV8 NAのRC FやIS500 F SPORT Performanceも、数は出ないとはいえど、このまま販売を継続してほしいところです。
気になる2025年モデルのLCの価格帯は?
続いて、アメリカ市場向けLCの価格帯を見ていきましょう。
【(2025年)アメリカ向けLCのグレード別価格帯一覧】
◇LC500:100,425ドル(日本円に換算して約1,494万円)
◇LC500h:103,575ドル(日本円に換算して約1,540万円)
◇LC500コンバーチブル:107,625ドル(日本円に換算して約1,600万円)