ストロングハイブリッド搭載のスバル新型クロストレック S:HEVが世界初公開!スバル初の燃料タンク拡大で無給油1,000km突破…先行実車展示スケジュールもチェック
スバルとしても絶対に失敗できないストロングハイブリッドモデル
2024年10月17日、スバルがコンパクトSUVモデルとなるクロストレック (Subaru New CROSSTREK)をベースに、トヨタ製ハイブリッドシステム(THS)を搭載した新型クロストレック S:HEVを世界初公開しました。
正式にはストロングハイブリッド搭載のクロストレック Premium S:HEV[AWD]になるわけですが、具体的にどういったポイントを売りにしているのかチェックしていきましょう。
この他にも、先行予約受付となる10月17日から、全国を対象とした先行展示会も開催されているので、こちらのスケジュールも併せてチェックしていきましょう。
待望のスバル初となるストロングハイブリッド
まずは、スバル初となるストロングハイブリッドの採用に加えて、日本向けのクロストレックでは初めてとなる排気量2.5L 水平対向4気筒自然吸気エンジンが搭載されるということ。
ゆとりのある動力性能と高い熱効率による燃費性能を実現し、スバルらしい走りの楽しさとハイブリッドならではの環境性能を両立。
なお、2.5L水平対向4気筒エンジンのスペックとしては、最高出力160ps/5,600rpm、最大トルク209Nm/4,000rpm~4,400rpmを発揮し、燃料種類は無鉛レギュラーガソリンとなっています。
シリーズパラレル方式のハイブリッドを採用することで燃費を向上
続いては、ストロングハイブリッドに採用されるシリーズパラレル方式ですが、街中などで多い発進や低速時にはエンジンを使わず、モーターだけで走行するために燃料の消費を最小限に抑えることが可能。
ちなみに駆動用モーターのスペックとしては、モーター出力が119.6ps/モータートルク270Nm、そして駆動用バッテリーはリチウムイオンバッテリーで、総電力量は1.1kWhとなっています。
スバルならではハイブリッド&四輪駆動[AWD]
続いては、スバルといえばやっぱり四輪駆動[AWD]システム。
今回のストロングハイブリッドシステム搭載型でも、シンメトリカルAWDは健在で、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDに。
路面状況に合わせて後輪へ駆動力を瞬時に伝え、前後輪のトルクを適切にコントロールすることで、あらゆる路面でスバルらしい優れた走行安定性を発揮するとのこと。
災害時やキャンプ時にも有難いAC100V/1,500Wのアクセサリーコンセント
続いては、ストロングハイブリッドの特性を活かしたAC100V/1,500Wのアクセサリーコンセントが装備されること。
基本的にはメーカーオプション扱いですが、ポータブル冷蔵庫や電気ケトルなど、アウトドアや災害などの緊急時に活躍する電気製品を使用できるのが大きなポイントです。
スバル初!燃料タンク容量拡大で無給油1,000km走行可能に
そして今回のクロストレック S:HEVで一番の売りが航続距離。
「スバル=燃費が悪い、無給油での航続距離が短い」というイメージでしたが、今回のストロングハイブリッドシステム採用&燃料タンク容量を48L → 63Lと、+15Lも容量拡大したことで、何とガソリン満タンでの無給用走行距離は1,000kmを突破するとのこと。
無給油での1,000km突破はスバルとしては初めてであり、ストロングハイブリッドの良さを最大限にアピールする意味でも、どうしても実現したかったポイントなのかもしれませんね。
今回のストロングハイブリッドでは、パワーコントロールユニットを荷室フロア下からエンジン上部に配置変更することで、燃料タンク周辺を省スペース化。
これにより、燃料タンク容量を63Lに拡大でき、大容量燃料タンクとマイルドハイブリッド搭載のAWDモデル比で約20%の燃費性能向上しているとのことですが、具体的なWLTCモード平均燃費が記載されていないため、期待された20km/Lはかなり難しそうですね。