トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアのターゲット層に関する内部資料が流出?「マイルドヤンキー」や「ヤンジー」の特性が言い得て妙な件
まさかトヨタのセールスマニュアルに「マイルドヤンキー」「ヤンジー」といった表現が使われるとは…
前回のブログにて、トヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア (New VELLFIRE)に対して、周りはどういったイメージ・印象を持っているのか?をまとめてみましたが、今回そういったアルヴェルの客層・ターゲットに関するセールススタッフマニュアルが流出した模様。
今回流出した資料には、厳密には2015年に発表・発売された先代30系アルヴェルを販売する顧客の特徴・内容が記されたもので、その対象となる客層のなかで「マイルドヤンキー」「ヤンジー」といった、SNSで見られる言葉が使われているんですね。
ちなみに、ヤンジーというのは「ちょいワルが進化して、50~60代のお金を持ってる、元気でやんちゃなジジイな方」なのだそう。
果たしてどのような内容のマニュアルがリークされているのか見ていきましょう。
アルファード/ヴェルファイア系のラージサイズミニバンのターゲット層マニュアルの中身は言い得て妙
早速、X ID:@coolcars_kireiよりリークされているトヨタスタッフマニュアルの中身と思われる画像をもとに、アルファード/ヴェルファイアはどういった客層に対して販売しているのか?をまとめて見ていきましょう。
ターゲット内容➀:自車代替層(「ヴェルファイア」ブランド支持層)[自社]
●増加傾向にある自車保有層(同カテゴリー競合車保有者を含む)
●年齢・家族構成:30~40代ファミリーが中心も、20代独身男性も含む
●ターゲット特性:
・見た目重視
・現行型からの乗り換える理由が欲しい
ターゲット内容②:ミニバン保有上級移行層[自社&他社]
●他社ミニバンを中心とした、上級ミニバン志向層
●年齢・家族構成:30~40代ファミリー
●ターゲット特性:ワンランク上のミニバンが欲しい
ターゲット内容③:マイルドヤンキー[他社]
●他社ミニバンや中古車セダン等目立つクルマを好む
●年齢・家族構成:20~40代の若年ファミリーや独身層
●ターゲット特性:
・不良ではないが、ヤンキー的な嗜好を持つ
・見た目重視、目立ちたい、自慢したい
・身内や仲間などでの多人数乗車に使いたい
ターゲット内容④:ヤンジー(含む法人客)[他社]
●輸入車を含むクラスレス志向層で、拡大傾向にある恒例の資産富裕層等
●年齢・家族構成:50代~夫婦のみ、子離れ層
●ターゲット特性:
・肉体的にも精神的にも元気でアクティブ
・他人とは違うクルマに乗りたい
・エコカーや先進性、細やかなこだわりを重視
以上の通りとなります。
対象となる人からすれば決して気分の良いものではないと思うが…
これが本当に大企業のスタッフ向けマニュアルなのかどうかは微妙なところですが、世間的にイメージしやすいようなキーワードを上手く活用し、その属性や特徴を上手く言語化しているところはユニーク。
ただ単に「20代~30代の若者をターゲット」と表現するのではなく、どういった家族構成で、どういった嗜好を持つユーザーに販売していくのか?具体化することで販売台数の増加につながっているのでしょうね。
なお、今回の内部流出資料は30系アルファード/ヴェルファイアの客層を対象にしていますが、仮に40系新型アルファード/ヴェルファイアに関する販売マニュアルがあるとすれば、何かとSNSで話題となっている「残クレで車を購入・契約する層」も一覧として含まれているのかもしれませんね。