日産の新型フェアレディZ (RZ34)に2種類のリコール!過去に届出されたリコールから”新たな不具合”に発展…キャラバンも火災の恐れがあるとしてリコール

リコール内容よりも、約1年半の製造期間で僅か1,845台しか製造されていないことにも驚き

日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)の1車種・計1,845台にリコール。

不具合内容としては、ポップアップフードの電気配線において、バンパーハーネスのコネクタ端子配列が不適切なため、歩行者衝突検知センサの入力値が正しく演算されないとのこと。

この場合においても、ポップアップフードの作動は保安基準を満足することを確認しているものの、社内基準の試験条件下において、正しく作動しないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

ちなみにこのリコールですが、2023年10月に届け出されたリコールから新たに発覚した問題だそうで、リコール作業も1日~2日かかる恐れがあるそうです。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内情報より明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[フェアレディZ (RZ34)]
・3BA-RZ34, 5BA-RZ34/RZ34-100063~RZ34-120945/令和4年6月30日~令和6年1月26日/1,845台

以上の通りとなりますが、こうして見ると、2022年6月からデモカー(試乗車・展示車)分やユーザー向けの車両含めて、約1年半という期間で僅か1,845台しか製造されていないことに驚き。
※しかも2023年8月には、未納組を対象に一部改良で車台番号も変更されている

改善対策としては、正しい端子配列のバンパーハーネスに交換するリコール作業を実施するとのことです。


最悪の場合、歩行者頭部保護の基準を満足しない恐れアリ

続いても、日産の新型フェアレディZ (RZ34)の1車種・計177台にリコール。

不具合内容としては、ポップアップフードの電気配線において、バンパーハーネスのコネクタ端子配列が不適切なため、歩行者衝突検知センサの入力値が正しく演算されないとのこと。

そのため、歩行者との衝突時にポップアップフードが正常に作動しない場合があり、最悪の場合、歩行者との衝突時に歩行者頭部保護の基準を満足しないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内情報より明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[フェアレディZ (RZ34)]
・5BA-RZ34/RZ34-120025~RZ34-120714/令和5年10月11日~令和6年1月26日/85台(NISMO仕様車)

・3BA-RZ34, 5BA-RZ34/RZ34-100084~RZ34-120888/令和4年7月6日 ~ 令和6年1月26日/92台(ディーラーオプションバンパー装備車)


[後付用品および交換修理用部品として出荷したもの]
・対象製品名:フロントバンパー

・部品番号:
K60206GP0A K60206GP1A
K60206GP2A K60206GP3A
K60206GP4A K60206GP5A
K60206GP6A K60206GP7A
K60206GP8A K60206GP9A

・対象部品の出荷期間:令和5年10月13日~令和6年7月10日

・対象部品数:188個

改善措置としては、正しい端子配列のバンパーハーネスに交換するリコール作業を実施するとのことです。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「日産のリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

2ページ目:キャラバンやいすゞ・コモを対象に火災の恐れがあるとして約4万台をリコール!

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