スズキのイタリア法人が「最後の150台」となる特別仕様車ジムニー ”又(マタ)”を発表!次期モデルはハイブリッドもしくはピュアEVの可能性も?

スズキのイタリア法人にとっては、最後のノンハイブリッドジムニーになるかもしれない?

スズキのオフロードクロカンモデルでお馴染みとなるジムニー (Suzuki Jimny)。

インド市場では、既に5ドアモデルのジムニーが販売されており、日本でも何れ5ドアモデルが導入されると報道されていますが、一方で欧州市場では、排ガス規制などの絡みからジムニーの生産・販売が一時的に終了すると報道されています。

既にハイブリッド(HEV)モデルやピュアEVモデルに関する噂が浮上している、欧州市場向けジムニーですが、今回イタリア市場向けとして「最後の150台」と言われている特別仕様車ジムニー”又(マタ)”が発表されました。

早速、本モデルの特徴についてチェックしていきましょう。


イタリア限定150台のみとなる特別なジムニーとは?

こちらが今回、スズキのイタリア法人が発表した特別仕様車ジムニー”又 (Mata)”。

イタリア市場限定150台のみ販売されるモデルで、今後電動化が加速するであろう欧州市場では「最後のノンハイブリッドジムニー」になると言われています。

本モデルは、購入するユーザーな特別感を提供するため、「ロットナンバー付のプラーク」を採用するそうで、更にはあらゆるところに”又”のアクセントが追加されるとのこと。

元々はモーターショーにて、ワンオフのコンセプトカーとして出展

何とも不思議な名称を持つ特別仕様車ですが、このモデルはイタリア・トリノモーターショー2024にて出展されたワンオフコンセプトモデルをベースにした量産仕様とのことで、現地ユーザーからの絶大な支持により実現したのだそう。

従来のジムニーに比べて、その懐かしい魅力を高めることを魅力にしているそうで、僅かながらもインパクトある視覚的なセッティングと、ラギッドなアクセサリーが追加装備されています。

なぜ「又(また/MATA)」なのか?

ちなみにこの特別仕様車の”又”ですが、現時点でどのような目的で名付けられたのかは不明ですが、「また、明日」「また、いつか」といった形で、日本語特有の表現とともに「また、いつか帰って来る」ことを意味しているのかもしれませんね。

ボディカラーはコンセプトカーと全く同じバイトーンカラーの1色

なおエクステリアの特徴としては、ボンネットやピラー、ルーフ全体にメタリックシベリアンシルバーとマットブラックのアクセントを組み合わせたバイトーンカラーにて仕上げられていますが、ボディカラーはこの1種類のみ。

そしてリアのスペアホイールカバーには、標準にて”又”のロゴも追加されるそうで、純正のディーラーオプションにはラインナップされていない特別装備の一つ。

フロントエンドには、ビンテージなスズキのグリルが採用されていて、アルミスタイルのスキッドプレートはサイドスカートとマッチしていますし、バンパーとフェンダーエクステンションの未塗装プラスチック仕上げもオフロード感が演出されていてグッド。

リア周りも見ていくと、ドアのプロテクションストライプや泥よけのセットが装備。

足もとには、ジムニー”又”専用となる15インチアルミホイールが装着され、冬用タイヤ用に予備のセットが付属しています。

2ページ目:特別仕様車ジムニー”又”のインテリアは?なぜ欧州では、後席を廃除した2シーターなの?