一部改良版・40系トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアの発売が迫るなか、現行オーナーが感じる不満点の改善に期待したいこととは?
新型アルファード/ヴェルファイアはとても良い車だからこそ、一部改良でこそ致命的な不満点は改善してほしい
2024年1月に私に納車されて、もうすぐ10か月が経過するトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)・ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。
前回のブログでもお伝えした通り、本モデルと新型ヴェルファイア (New VELLFIRE, 40系)の一部改良版が2024年12月20日に発表・発売予定となっています。
3列8人乗り仕様のエントリーグレードHEV Xや、Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)をベースにしたプラグインハイブリッド(PHEV)、更にはExecutive Loungeをベースにしたコンプリートモデルで2列4人乗り仕様のSpacious Lounge(スペーシャスラウンジ)が追加ラインナップされますが、それ以上に改善してほしいポイントもいくつかあるんですね。
今回は、2025年モデルの一部改良に期待しつつ、現オーナーが不満に感じているポイントをいくつか見ていきたいと思います。
パワーバックドアスイッチの場所が分かりづらい
まずは、新型アルファード/ヴェルファイアのパワーバックドアスイッチについて。
現行ノア/ヴォクシー同様に、リアテールゲートのナンバー上部ではなく、テールランプの両サイドに開閉スイッチを設けることで使い勝手を向上させた活気的な機能なのですが、スマートさもウリにしたデザインだからなのか、いざ普段使いしてみると「わかりづらい上に使いづらい」んですね。
上の画像でもお分かりの取り、テールランプレンズと概ね同じような材質で、しかもブラックで一体化しているため、明るいときでも分かりづらくて直感的な操作がし辛いですし、夜間時はバックライトが点灯する仕組みにはなっているものの、そのバックライトすらも薄暗くて分かりづらいため、使い勝手としてはかなり最悪というのが正直な感想です。
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そう考えると、ノア/ヴォクシーの場合はバックライトは点灯しないものの、テールレンズやボディパネルと異なる柔らかい素材のテールゲートスイッチを設けていますし、敢えてわかりやすい所に配置しているので、多少見た目がスマートでなくとも、やはり使い勝手は優先してほしかったところです。
荷室(ラゲッジスペース)の段差はどうにか無くしてほしい
続いては、アルファード/ヴェルファイアの荷室(ラゲッジスペース)について。
具体的には、3列目シートを前後スライドする関係で設けられたであろうスライドレールとハードプラスチックですが、これにより荷物を積む際に段差が出来てしまって収納性としては非常に悪いんですね。
上の画像だと、ホイール4本分を段ボールでサンドして仮置きすると、そこまで使い勝手が悪そうには見えないのですが…
実際はこんな感じで、3列目のアタッチメントやプラスチックパーツの影響で使いづらさMAX。
今回のように、コンパクト且つ高さのない段ボールならば問題ないのですが、長尺なボックス系の荷物だと全然安定しないのが不満なんですね(走行中にガタガタ音がするのも不愉快)。
仮に段差を設けるのであれば、なぜ荷室がフラットになるような分厚いラゲッジマットを採用しなかったのでしょうか…
上の画像は、トヨタ純正ディーラーオプションのフロアマットになりますが、このフロアマットを設けても全くフラットになっていないため「もう少し厚みを設けてフラットにできたでしょ…」と思ったり。
イマイチこの段差は理解できない上にお粗末ですし、アルファード/ヴェルファイアを開発した方々は、家族でミニバンを活用したり、荷室に荷物を載せるなど、当たり前の使い方をしたことがないのでしょうか?
アルファード/ヴェルフィアは、2列目に人を乗せて満足させればそれで良いと思っているのでしょうか?
この点は開発陣の考えや、この構造でOKを出した上司の方々の考えを聞いてみたい所です。
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あとは、3列目シート繋がりだと上の動画のように格納した3列目シートをシートレールに戻そうとすると、上手くアタッチメントしないという問題がありますが、こちらも一部改良では改善されてほしいところですし、既に納車されている車両に対しても、改善された金具やシートがあるのであれば、是非とも改善品に交換してほしいところ。
こちらもあまりにお粗末な設計になっていますし、「コツがある」と販売店は回答していますが、そのコツを活用しようと思っても上手く嵌まらないのが現実なので、なぜ上手く嵌まらないのかはメーカーが責任をもって説明すべきではないのか?と思ったりもします。