【今までありがとう】トヨタが突如としてGRスープラの生産・販売終了をアナウンス。何と世界限定300台となるA90ファイナルエディションを発表
BMW Z4に続き、共同開発モデルのGRスープラも生産・販売終了へ
2024年11月28日、トヨタ公式が突如としてGRスープラの一部改良並びに、生産・販売終了に向けた最後の特別仕様車となるA90ファイナルエディション (Toyota New GR Supra A90 Final Edition)のプレスリリースを公開しました。
今回の一部改良は、排気量3.0L 直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載する上級モデルが対象となり、更に特別仕様車A90 Final Editionは世界限定300台のみとなるスペシャルモデルとなるようです。
ちなみに導入時期や対象国は以下の通りとなっています。
◇一部改良版・新型GRスープラ(3.0Lモデル)・・・2025年春以降順次販売予定
→導入予定地域:日本、欧州、豪州など◇特別仕様車GRスープラ A90 Final Edition・・・日本は検討中で、欧州は2025年春
→導入予定地域:日本、欧州
おそらく一部改良も特別仕様車も即完売するだろうな…
こちらが今回、トヨタ公式プレスリリースにて公開された一部改良版・新型GRスープラ(上)と、特別仕様車GRスープラ A90 Final Edition(下)。
ボディカラーが異なるので、ぱっと見では大きな違いは無さそうにも見えますが、Final Editionでは固定式リアウィングが確認できることから、以前より度々スパイショットされていたGRMNスープラと勘違いされていた開発車両である可能性が高そうですね。
一部改良版・新型GRスープラの改良・変更内容をチェック
こちらが、スタンダードモデルとなる一部改良版・新型GRスープラ。
今回の改良内容としては、内外装デザインの大きな変更は特に無いものの、以下のように中身を中心とした改良・変更が実施されるようです。
・新しいシャシーセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化。旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善
・フロントに大径化したブレンボ製ディスクブレーキを採用し、制動性能を強化
・状況に応じて減衰力を調整する電子制御ダンパーの特性を見直し、合わせてフロントスタビライザーも強化することで、走行性能を向上
・前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用
・フロントコントロールアームに強化ゴムブッシュを、リヤサブフレームに強化ゴムマウントを採用することで、サスペンションとボディの一体感を高め、ロードインフォメーションをより伝わりやすくし、正確なハンドリングに貢献
・リヤ床下ブレースの構造を強化することでボディ剛性を高め、ダイレクト感やグリップ感、コントロール性を向上
・EPS(電動パワーステアリング)制御を最適化し、ダイレクト感のあるステアリングフィールを実現し、コントロール性能を向上
・前後のキャンバー角を見直し、グリップを高めてコーナリング時の安定性を向上
・ホイールカラーにマットブラックを採用し、精悍なスタイリングに磨きを向上
・ダックテールタイプのカーボンリヤスポイラーを採用
・フロントにはホイールアーチフラップを追加し、フロントタイヤスパッツの高さを拡大することで前後の空力バランス、ダウンフォースを最適化し接地性とハンドリング性能を向上
・ドライバーシートにはGRロゴ刺繡を施したアルカンターラ+本革シート表皮を使用
・シフトノブのリングおよびステッチ(6速MTのみ)、シートベルトに赤色を採用しスポーティーさを強調