ホンダ新型N-BOX Customターボ (JF5)は大雨&視界最悪でも運転支援の精度は高い?降雪時のLEDヘッドライトはポンコツ…納車後「通算19回目」となる給油・燃費も
早いもので、私の新型N-BOXも2回目の冬を迎えることに
2023年10月に私に納車されて14か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOX カスタム・ターボ (Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。
今回は、スタッドレスタイヤに交換してからの冬場の高速道路を走行したときのインプレッション内容をまとめていきたいと思います。
この日は、天候がとても不安定で横殴りの大雨 → あられ → 横殴りの雪といった自然の猛威3連発を経験したため、このときの安全性能やドライビングサポートの精度を見ていきましょう。
この他、本モデルの納車後「通算19回目」となる給油・燃費記録もまとめていきたいと思います。
大雨の日でもレーンキープアシストシステム[LKAS]は正常に作動する?
まずは新型N-BOXの予防安全装備Honda SENSINGの精度について。
今回特に注目しているのは、大雨やあられなどの視界が安定しない状況において、車線維持支援システム[LKAS]がしっかりと働いてくれるかどうか?ということ。
まずは大雨の場合ですが、上の画像の通り、片側1車線の高速道路において、集中的な豪雨で視界が安定しなくともLKASは正常に作動しているものの、これはあくまでもサポート的な役目に過ぎないため、ステアリングを離しても良いわけではないので注意。
フロントガラスが曇って視界が最悪でもLKASは正常に作動する?
そして個人的に注目していたのは、先程の大雨&外気温が低い状態から、高速道路などのトンネル内入った際、フロントガラスが曇って視界が悪くなっても正常に作動するのかどうか?ということ。
こちらも上の画像の通り、フロントガラスが曇ってしまい、おまけに反対車線からのロービーム/ハイビームによって視界は絶望的ながらも、白線をしっかりと読み取って正常に作動していることを確認。
こういった「エアコンフル稼働しているのに、フロントガラスが曇る方が早かった場合」においても、LKASがサポートしてくれるのは魅力的ですが、たまにフロントカメラのレンズが曇ってしまいHonda SENSINGが全て作動しなくなるケースもあるため、そういった諸刃の剣であることも考慮しなければなりません。
次は横殴りの大雪!このときの気になるポイントとは?
先程は横殴りの大雨やあられのときのインプレションでしたが、一方で横殴りの大雪(降り始め)になった場合はどうなるでしょうか?
この日は大雨 → あられ → 大雪の何とも忙しい1日だったわけですが、やはり大雪ともなるとフロントカメラに雪が付着してしまい、Honda SENSINGは使用不可能に。
そして上の画像でも注意してほしいのが、黄色矢印の通り、フロントガラスに溜まった雪をワイパーで除雪しても端っこに留まってしまうということ。
これはまだ許容の範囲内なのですが、最も厄介なのが赤丸部分。
ワイパーで除去したはずが、N-BOXのワイパーの接地面積が小さすぎるのか、ある一定のポイントで雪が除去しきれない場合があり、それが視界の妨げになってしまうこともあるんですね。
ある程度の速度域にノッたり、雨が降れば問題ないのですが、このまま雪が降り続けるとなると更に雪が溜まっていく恐れもあるため、この点はちょっと予期せぬポイントかもしれませんね。
やっぱり冬場のLEDヘッドライトはポンコツ
あとはやっぱり、冬場の降雪時のLEDヘッドライトやLEDハイビームはほとんど役に立たないということ。
熱をほとんど持たないLEDの場合、ヘッドライトレンズに雪が付着したまま固まり、ヘッドライトの輝度を落としてしまう原因になるため、先程の画像の通り前方を上手く照らすことができないんですね。
強制的にハイビームにしても全然明るくならないですし、新型N-BOXに限らず他のLEDヘッドライト搭載車でも同様の理由で使い勝手が宜しくないのが正直なところです。