これ市販化するのか…ルノー新型R5 ターボ3eのプロトタイプモデルが突如として世界初公開!ホンダN-VAN e:にエアバッグ関連の不具合でリコール
まさかこんな過激なモデルを将来的に市販化するとは…
ルノーは2022年、新世代コンセプトカーとなる新型R5(サンク)ターボの現代版を提案し、レトロフューチャーなスタイリングと高いパフォーマンスを提供することで注目を集めましたが、「あくまでもコンセプトモデルだから、市販化されることは無いだろう」とのことで、そこまで大きな話題にはなりませんでした。
しかしながら、今回そのR5ターボの更なるプロトタイプモデルとして新型ルノーR5ターボ3E (Renault R5 Turbo 3 E)を発表したわけですが、何とこのモデルが将来的に市販化される予定とのことで、具体的な目標スペックなども明らかになっています。
早速どのようなモデルなのかチェックしていきましょう。
この見た目で市販化を計画しているあたり、ルノーの本気度が伝わってくる
こちらが今回、突如として公開された新型R5ターボ3Eのエクステリア。
見た目はコンセプトモデルそのもので、公道モデルというよりもサーキットに特化したようなエクストリームな見た目なわけですが、どうやらこのモデルは1980年代のクラシックなR5ターボⅠやR5ターボⅡ、更には2000年代に登場したクリオV6の現代的な後継モデルとして、将来的に市販化を予定しているとのこと。
改めて見ていきましょう。
その見た目はエクストリームながらも、スクエアタイプのフロントLEDヘッドライトや四灯式のLEDデイライトは、ここ最近のルノーの新デザイン言語そのもの。
ルノー曰く、R5ターボ3Eのプロトタイプは「概ね量産仕様」として発表されているそうで、ベースとなる特注のプラットフォームも採用することが決定し、システム総出力も500hpを超え、更に駆動方式も後輪駆動[RWD]になるそうです。
真正面から見た時のフロントフェンダーの張り出しが強烈なこと…
まるで旧世代のR5ターボをレストモッドしたかのような、とてもメーカー公式が発表したようなモデルとは思えないほどの過激な見た目ですし、タイヤも極太仕様になることは確実(トレッド幅も前後で何mmなのか気になるな…)。
そしてこのリアフェンダーの張り出しが凄まじいこと…
旧世代のRUFを彷彿とさせるような過激なブリスターフェンダーですが、それ以上にタイヤカバーやマッドフラップなどが見られないため、タイヤが剥き出しになっていることを考えると、高速道路での巻き石飛びも気になるところです。
あとはフロントからサイド、そしてリアにかけてホワイトのディテールアクセントが印象的で、ボディカラーはイエロー、トップルーフはブラックにすることで全体的にメリハリのある見た目に仕上げられています。
こちらはサイドビュー。
2ドアホットハッチ仕様ですが、車内のシートレイアウトやコックピットまでは不明。
テールランプは新型R5 E-Tech Electricを流用しているそうで、充電ポートは電動パワートレインを冷却するために再設計されたサイドインテークを搭載。
こうして細部を見ていくと、スタンダードモデルのルノー5(サンク)との類似点はいくつかあるものの、「軽量かつ極めて剛性が高い」と言われる特注のカーボンモノコックシャーシを採用しているところが大きいな違いになるようです(中身は全くの別物と考えた方が良さそう)。
ピュアEVホットハッチならではともいえる過激なスペック
気になるパワートレインですが、後輪に2基の電気モーターを搭載することにより、システム総出力507psを超えるそうで、0-100km/hの加速時間は3.5秒未満を目標にしているとのこと。
なおルノーグループCEOのルカ・デ・メオ氏は、「R5ターボ3Eは、勇敢な人だけのためのものであり、楽しいものになるだろう」とコメントしていて、加えて「この究極のルノーブランドアイコンの開発に、最高のスキルと専門知識を投入している」とのことで、アルピーヌもこのプロジェクトに関与していることを示唆。
現時点でルノーは、本モデルの具体的な発売時期や価格については明らかにしていませんが、海外カーメディアAutocarの報道によれば「2026年に発売される」と報じていて、ほぼオーダーメイドであることから判断すると、数量限定&高額値で販売される可能性が高いそうです。