まさかのDRSをRX350h/RX450h+に拡大!一部改良版・レクサス新型RXの改良内容が判明。12.3インチフル液晶メーターや新グレードOVERTRAILの設定は?

ようやく改良型RXの発売時期や改良内容が判明

長らく受注停止&一部改良型の発表・発売が遅れている、レクサスのミドルサイズSUVとなるRX。

今回、ようやく本モデルの具体的な改良・変更内容に加えて、発表・発売時期もレクサスディーラーにてアナウンスされているので、早速その中身を見ていきたいと思います。

本モデルの発表・発売時期が遅れている背景には、トヨタ/レクサスで度々話題になっている型式指定における不正問題だと予想されますが、一方でアメリカ市場などの輸出を優先している口実なのでは?との噂も。

まだまだ不明な部分が多いトヨタ/レクサスの生産・登録・販売の内情についてですが、まずはレクサスの売れ筋ともいえるRXの改良がようやく動き出すとのことで、こちらはかなり期待の持てる一台なのではないかと予想されます。


現行NXの改良内容に準じた魅力的な改良になるようだ

早速、一部改良版・新型RXの改良・変更内容をチェックしていきましょう。

下記改良内容の一部には、現行NXの改良内容に準じたものも多いため、今以上に走りや乗り心地も改善される予定とのこと。

そういった意味では、RXのポテンシャルが更に高まることも期待できるため、これからRXの購入を検討している方にとってはおススメの一台になるかもしれませんね。

【(2025年)一部改良版・新型RXの改良・変更内容一覧】

◇2025年2月27日(木)に発表・発売予定
・2025年3月3日(月)に生産開始予定
・2025年1月中旬頃より先行受注受付け開始予定

◇RX500 F SPORT Performance[AWD]のみ設定していた後輪操舵[DRS]を他グレードにも展開へ
・RX350h[AWD]に搭載
・RX450h+[AWD]に搭載
▲RX350には搭載されない

◇操縦安定性の向上と乗り心地の両立、ドライバビリティや静粛性の向上等、気持ちの良い走りを追求した弛まぬ進化(NXと同等のアップデート)
・RX350h[AWD]とRX450h+[AWD]のSPORTモードの中身をアップデート
・後席窓ガラスにアコースティックガラスを標準装備
・ガソリンエンジン/HEV/PHEV共にアクセルレスポンスを強化

◇RX350h/RX450h+のversion L向けに専用アルミホイールを採用

◇12.3インチフル液晶メーターを標準装備

◇アンビエントライト(イルミネーション)の減光廃止と点灯箇所追加
・”D”レンジにシフトしたときの減光プログラムを調整か
・センタートレイにマルチカラー対応のLEDイルミ搭載

◇RX350 F SPORT向けにF SPORT専用ホワイト内装を追加

◇RX350 F SPORTにレクサスチームメイト・アドバンスドパーク(リモート機能無し)を標準装備

◇荷室アンダー部分に修理サポートキットを追加

◇盗難・不正売買防止策として、フロントガラス下の助手席側にVINナンバー追加(全車標準装備)

以上の通りとなります。

まさか日本市場向けのHEV/PHEVにDRSを搭載してくるとは…

改良内容としてはかなりのスケールだと思いますが、ちょっと意外だったのはDRSがRX500h F SPORT Performance以外にも展開されるということ。

DRSは「Dynamic Rear Steering」の略称で、車速に応じて後輪と前輪と逆相/同相に転舵させる機能。

低速時はコーナリング時の旋回性や取り回しの良さを実現し、高速域では高い車両安定性を実現する機能なのですが、最小回転半径が前輪駆動[FWD]モデルよりも更にコンパクトになるため、特に狭い駐車場での駐車には便利だと思います。

そういった意味では、非F SPORTといえどもRX350h[AWD]とRX450h+[AWD]の受注拡大も期待できそうですし、RX500h F SPORT Performanceに偏っていた販売比率も、上手く分散できるきっかけになるのでは?と予想しています。

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