フルモデルチェンジ版・ホンダ新型プレリュードの装備内容はかなり充実?「アダプティブドライビングビームやシートヒーター」がある一方、アノの装備は無し?

新型プレリュード・プロトタイプの具体的な情報がどんどんと明らかに

2024年12月18日、ホンダが突如としてフルモデルチェンジ版・新型プレリュード (Honda New Prelude)のプロトタイプを先行公開し、加えてモータージャーナリスト向けに先行試乗会の開催と、YouTube動画を解禁しました。

方向性は異なれど、現行シビックタイプR (New Civic Type R, FL5)のDNAを受け継いだスポーツカーとのことで更なる期待が高まる一台ですが、今回モータージャーナリスト向けに開催された動画より、プレリュードにはどのような装備が採用されるのかをインプレッションしていきたいと思います。

装備内容を諸々見ていくと、シビックシリーズでは採用されていない装備や技術もいくつかあるので注目です。


シビックとの差別化を明確に?アクティブコーナリングランプやアダプティブドライビングビームを設定か

まずプレリュードで一番注目したかったのがヘッドライト意匠。

様々なモータージャーナリストのインプレッション動画を見ていくと、ヘッドライト意匠には二眼LEDヘッドライトと水平基調のLEDデイタイムランニングライト+反転式のLEDターンランプ(ウィンカー)、そしてアクティブコーナリングライト[ACL](※1)が搭載されています。

特に二眼LEDヘッドライトのデザインを見ていくと、ロービームのLEDヘッドライトとアクティブコーナリングライトの間に設けられるハイビームは、オートハイビームではなくアダプティブドライビングビーム[ADB](※2)である可能性が高く、この点はシビック (Civic, FL)と上手く差別化することで、装備内容の充実度を図る狙いがあるのかもしれませんね。

(※1)アクティブコーナリングライト…車速が40km/h以下のときにヘッドライトが点灯していると、方向指示器やハンドル操作、シフトポジションを”R(リバース)”にしたとき、アクティブコーナリングライトが点灯して夜間走行時の視認性を向上させることが可能

(※2)アダプティブドライビングビーム…夜間など暗い道をロービームで走行中、システムが前方の状況を検知。街灯などがなくて暗い場合、見やすいように自動でハイビームに。先行車や対向車を検知すると、照射範囲を自動でコントロールし、相手車両に眩しさを与えることなく良好な視界を確保

プレリュードはフルLEDを採用

一方でテールランプに関しては、プレリュード・コンセプトと同様にセンター直結式の一文字を採用しており、両サイドのテールランプ直下がブレーキランプ、そして更にその直下にはLEDのリアウィンカーが点滅する仕組みになっています。

バック(リバース)ランプに関しては、ホワイトのLEDランプが採用されているため、この点はシビックシリーズ(FL)と異なりフルLEDを採用するようですね(シビックはリアウィンカーのみ非LED)。

足回りはシビックタイプR (FL5)のデュアルアクシスストラットを採用か

続いてはプレリュードの足回り。

こちらも既に多くのインプレッション動画にて公開済みですが、ブレーキローターやブレンボ製ブレーキキャリパーなど、その多くのパーツが現行シビックタイプR (New Civic Type R, FL5)のデュアルアクシスストラットを採用している可能性が高いとのこと。

そしてブレーキキャリパーカバーに関しては、ブルーアクセントに仕上げられていますが、FL5がガソリンモデルを強調させるレッドなのであれば、プレリュードは新世代e:HEVを強調させるブルーに設定してきた?という可能性も考えられそう。

あとタイヤ銘柄に関しては、コンチネンタル製プレミアムコンタクトが装着され、タイヤサイズは前後共通の235/40R 19インチを装着しています。

ドアハンドルはポップアップ式

続いてはドア開閉ですが、こちらは現行NSX同様にポップアップ式を採用。

しかも電動ポップアップ式になるため、この点はレクサスLCシリーズと同様の構造になるのは魅力的でありスマートですね。

ちなみにレクサスLCの場合だと、ポップアップドアハンドルをオープンにすると、上の画像の通り”L”マークエンブレムが顔を出すようなオシャレ要素も盛り込んでいるため、プレリュードでも同様の専用ロゴもしくはネームバッジ、もしく”H”エンブレムが顔を出すような演出があることに期待したいところですね。

2ページ目:新型プレリュードのインテリアの装備内容などをまとめてみた