ナニコレ凄い!FK8型ホンダ・シビックタイプRのエンジンをスワップしたランボルギーニ・ウラカンスーパートロフェオEvoが登場。(2025年)トヨタGRスープラの新たなスケジュールが判明
デチューンにも見える今回の改造だが、どうやら特別な理由があるようだ
ランボルギーニのレーシングモデルでお馴染みとなるウラカン・スーパートロフェオ・エヴォ (Lamborghini Huracan Supertrofeo Evo)。
今回、このモデルをベースにしつつ、何とV型10気筒自然吸気エンジンからホンダ・シビックタイプR (Honda Civic Type R)の排気量2.0L K20C型直列4気筒ターボエンジンに移植した改造モデルが登場。
そしてトランスミッションは、ウラカン・スーパートロフェオの6速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせた不思議な仕上がりとなっています。
一体なぜV型10気筒自然吸気エンジンを捨てて、タイプRの直4ターボエンジンを搭載したのか?
こちらが今回、タイのPSCモータースポーツ・レーシングチームによってカスタマイズされたウラカン・スーパートロフェオ。
パッと見はシンプルなレーシングモデルですが、何と中身はホンダ・シビックタイプRに搭載される直列4気筒VTECターボエンジンがスワップされ、しかも2025年に開催される耐久レースに出場予定とのこと(単なる改造モデルではなく、サーキット用として改造しているのもまた不思議)。
今となっては希少ともいえるV型10気筒自然吸気エンジンを捨てて、なぜこのタイミングでホンダ製VTECターボエンジンを搭載するのかは疑問なのですが、どうやらレーシングチーム特有の理由があるようです。
V型10気筒自然吸気エンジンを搭載したウラカン・スーパートロフェオEVOでは、現地での規制により耐久レースに出場できないことが判明。
そこでPSCモータースポーツは、V型10気筒自然吸気エンジンからFK8型のホンダ・シビックタイプRの排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンに移植することを決意。
タイプRのエンジンとスーパートロフェオのトランスミッションは相性が良かったようだ
今回このモデルをピックアップしているエド・エリソン氏のYouTubeチャンネルによると、エンジンはほぼ純正ではありますが(規制ギリギリの大型ターボチャージャーを搭載)、新しいエアインテークが取り付けられ、巨大なルーフスクープから冷気を送るトップマウントインタークーラーが装備。
そして驚きだったのは、チームが4気筒エンジンをスーパートロフェオEvoのオリジナル6速Xtracシーケンシャルトランスミッションにシームレスに接続できる、カスタムマウントを設計できたということ。
ちなみにエンジン出力は約350hp/最大トルク500Nmを発揮し、駆動方式は後輪駆動[RWD]のまま。
もちろん、この車は標準仕様のウラカン・スーパートロフェオほどのパワフルさはありませんが、独特の空力アップグレードを備えたカーボンファイバー製ボディワークを採用しているためトータルパフォーマンスは高め。
主な要素には、スワンネックマウントを備えた巨大リアウィングやカーボンファイバー製リアディフューザー、巨大なフロントスプリッターなどを装備。
従来のスーパートロフェオに比べて、サーキットでのラップタイムがどの程度なのかは不明ですが、以下に投稿されている動画を見ても加速性能としては十分。
あとはドライバーの腕次第で、どこまで短縮することができ、どこまで耐久レースで活躍できるのか注目です。
Meet HONDAGHINI! The World’s First Honda Powered Lamborghini … Built To Win A 25 Hour Race!