東京オートサロン2025が「会場内で写真・動画等の撮影・配信に関する厳しいルール」を公開!盗撮やローアングラー対策はもちろんだが、公式カーメディアにも同じことがいえるか?

これまで以上に東京オートサロン2025での撮影・配信統制は厳しくされるようだ

2025年1月10日~12日まで開催される東京オートサロン2025。

前回のブログでは、日本の自動車メーカーが出展するコンセプトカーやプロトタイプモデルなどの出展概要を紹介しましたが、今回は東京オートサロン事務局である主催者側が公開した「ルール」が大きな話題に。

具体的にどういったルールが設けられているのか?早速チェックしていきましょう。


おそらくは東京オートサロン2024以前で起きている盗撮等のトラブルを回避するためと思われる

早速、東京オートサロン2025の公式ホームページに掲載されている、【東京オートサロン会場での写真・動画等の撮影および配信・投稿に関するルール】の中身を見ていきましょう。

東京オートサロン解錠での写真・動画等の撮影および配信・投稿に関するルール

東京オートサロン事務局(以下、「主催者」)による会場での写真・動画などの撮影および配信・投稿に関して、以下の通りルールを定めます。


■会場内では以下の行為を禁止します

➀主催者が立ち入りを禁じている区域への立ち入りおよび開催時間外の会場内への立ち入り

②展示ブースや通路、客席への撮影機材や三脚、パソコンおよびこれに関する機材の設置

③通路、階段、出入口、退避経路及びその付近での場所取り

④イベントの進行や他の来場者の視界を妨げる恐れのあるフラッシュ撮影

⑤場内の動線や他の来場者の視界を妨げる恐れのある自撮り棒の不適切使用

⑥歩きながらの撮影(練り歩きを伴うライブ配信)

⑦出展者、出演者、他の来場者、キャンペーンガール、レースアンバサダー、主催者、その他イベント関係者へのインタビューなどの取材行為

⑧出展者、出演者、他の来場者、キャンペーンガール、レースアンバサダー、主催者、その他イベント関係者の身体の一部を拡大または強調した撮影や、個人を特定できるID等の撮影

⑨出展者、出演者、他の来場者、キャンペーンガール、レースアンバサダー、主催者、その他イベント関係者に対する迷惑行為や嫌がらせ

⑩公序良俗に反する行為


■以下の配信・投稿を禁止します

➀前項で定めた禁止行為によって取得された画像・動画・音声

②営利(収益化)を目的とするもの


●撮影した写真・動画等に個人を特定できる可能性のある他者の写り/写り込みがあり、これを配信・投稿する場合、ご本人の許可を得る、または特定できないような画像を処理して施してください。万が一トラブルが生じた場合、主催者は責任を負いません

●各ブースの撮影は出展者の定めるルールに従ってください。万が一トラブルが生じた場合、主催者は責任を負いません

●会場内で迷惑行為が確認された際は退場いただく場合があります。この場合、入場料は返金いたしません。また、主催者が撮影(配信・投稿)内容に問題があると判断した場合、当該画像・動画・音声は速やかに削除いただきます

●イベントホールで行われる「AUTO SALON SPECIAL LIVE」では、写真・動画の撮影、音声の録音は一切できません

以上の通りとなります。

このルールの本来の目的は、「ローアングラー」「盗撮」などの車とは無関係な目で見る撮影者の駆除?

こうした投稿内容を見ると、出展される車両の撮影自体が問題になるわけではなく、それよりも「撮影車両以外に写ってしまう被写体」に対しての厳格なルールなのだと推測。

内容から考えるに、特に⑦~⑧の内容に関しては「出展者、出演者、他の来場者、キャンペーンガール、レースアンバサダー、主催者、その他イベント関係者」と幅広く対象としているものの、本来の目的は「ローアングラー」などの性的な目での盗撮者・撮影者・動画配信者を駆除するためではないかと考えられます。

2ページ目:厳格なルールを設ける以上、一般だけでなく公式カーメディアや企業にも同じルールを設けることになる?