【価格は302.3万円から】(2025年)一部改良版・ホンダ新型フリード e:HEVが2025年1月20日に発表!オプション拡大だけでなく価格も「16.5万円」も値上げに!

一足早く受注停止になっていた主力グレードが一部改良へ

2024年6月に発売されるも、一部のグレードに限り僅か数か月で受注停止となってしまったホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード (Honda New FREED)。

今回、早くも受注停止していた主力グレードのみを対象に、MY25モデルとして初の一部改良が2025年1月20日に発表され、同年2月6日に発売されることが決定しました。

今回の一部改良では、一部グレードでしか設定されなかったセットメーカーオプションを、他のグレードへと拡大することに加え、MY26モデルの新型シビックRS (New Civic RS, FL1)同様に塗装技術の変更、そして材料費+物流費の高騰による車両本体価格の見直しが行われています。


MY25モデルのフリードでは何が改良・変更されたのかチェックしていこう

まずは、MY25モデルとして発表された一部改良版・新型フリード e:HEVの改良・変更内容をチェックしていきましょう。

【(2025年)一部改良版・ホンダ新型フリード e:HEVの改良・変更一覧】

◇塗料素材の変更による質の向上

改良型・シビックRS同様、新たな外装塗料を採用することで、塗料に使用されるクリア材において、従来のアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上したクリア素材へ変更。

これによりボディーの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上


◇セットメーカーオプション対象グレードの拡大

フリード AIR EXと、フリード CROSSTARの3列6人乗り仕様において設定可能な一部安全装備・運転支援機能のセットメーカーオプション(※)について、AIR EX/CROSSTARすべてのタイプとスロープ仕様車に適用可能範囲を拡大し、より選択の幅を拡大。

(※)[セットメーカーオプション]
・アダプティブドライビングビーム
・後退出庫サポート
・マルチビューカメラシステム
・LEDアクティブコーナリングライト

以上の通りとなります。

塗料素材の変更は、車両本体価格値上げのための単なる口実?

まずはボディカラーの塗料技術についてですが、これはシビックRS同様にアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上したクリア素材へ変更されたわけですが、なぜこのタイミングで素材を変更したのかは不明。

おそらくは材料費や物流費高騰による影響もあるのでは?と推測しますが、シビックRSやフリードに限らず、今後登場するであろうマイナーチェンジ版・新型ステップワゴン (New STEPWGN)や新型プレリュード (New Prelude)、更には一部改良版・新型WR-Vなど、ほぼ全てのラインナップモデルにて適用されるのではないか?と予想しています。

最初から設定くれよ…メーカーオプションの適用拡大

続いてメーカーオプションの拡大について。

元々は、フリード e:HEV AIR EXとe:HEV CROSSTARの3列6人乗りでしか設定されていなかったセットメーカーオプションですが、あまりにもオプションの差別化が厳し過ぎるとして、本モデルを検討するユーザーからの指摘が多かったのではないかと思うんですね。

おまけに3列6人乗りのe:HEV AIR EXは、大量のバックオーダーを抱えてしまったが故に、発売後から納期約1年で即受注停止。

その後はe:HEV CROSSTARの3列6人乗りも多くのバックオーダーを抱えることになり受注停止になったため、残されたグレードでは先進装備系の追加ができないのは不満要素の一つだと思うんですね。

ちなみに、フルモデルチェンジ後”初”となる一部改良のタイミングで、価格高騰と共にメーカーオプションの拡大が行われたのがN-BOXシリーズで、確かに商品としての満足度は高くなりましたが、「ユーザーからの指摘を受けて改良したのであれば、最初から充実した装備内容にしてよ…」と思われる方が多いと思うんですよね。

それもホンダからすれば、後々の余力残しのために「敢えて採用しなかった」のだと思いますが…

2ページ目:MY25モデル・新型フリード e:HEVのグレード別価格帯は?どれだけ値上げした?