日産のココが好きになれない!新型セレナ (C28)が2024年暦年の国内販売で「ミニバンNo.1を獲得」と大々的に発表しているが、実際には1位ではない?

いつものことながら、日産の「ご都合主義」はあまり好きになれない

2025年1月20日、日産の公式プレスリリースにて「新型セレナが2024年暦年の国内販売でミニバンNo.1を獲得」と大々的に公開。

中身を見ていくと、2024年暦年(1月~12月)の国内販売において、現行セレナ (Nissan New Serena, C28)の販売台数が80,899台だったとして、この販売台数が「ミニバンカテゴリーにおいて一番売れた」と発表しています。

しかしながら、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が公開している普通乗車新車販売・登録台数ランキングを見ていくと、どう考えても「ミニバン販売台数No.1ではない」んですね。


厳密には「ミニバンでは販売台数3位」のはずだが

早速、一般社団法人・日本自動車販売協会連合会が公開している2024年通年(1月~12月度)の新車販売・登録台数ランキングを見ていきましょう。


【2024年1月~12月度の登録新車販売台数ベスト10】

  1. トヨタ・カローラシリーズ:166,956台
  2. トヨタ・ヤリスシリーズ:166,162台
  3. トヨタ・シエンタ:111,090台
  4. 日産・ノートシリーズ:101,766台
  5. ホンダ・フリード:85,368台
  6. トヨタ・プリウス:83,485台
  7. 日産・セレナ:80,899台
  8. トヨタ・アルファード:79,374台
  9. ホンダ・ヴェゼル:75,424台
  10. トヨタ・ヴォクシー:70,636台

以上の通りとなります。

ランキングを見てもお分かりの通り、普通乗用車での販売・登録台数ランキングは7位で80,899台となっています。

ミニバンの定義に「3列シート」が入って来るのであれば、シエンタが1位のはずだが…

ただ、ミニバンというカテゴリーだけに限定するとなると、本来であればコンパクト&エントリーミニバンのトヨタ・シエンタ (Toyota New Sienta)やホンダ・フリード (Honda New FREED)も含まれるはずなのですが、なぜかこれらのモデルも差し置いて「ミニバン販売No.1」と謳っているんですね。

ちなみにAI検索によると、「ミニバンとは、ワゴンタイプの自動車で、3列シートがあり、乗車定員が7~8人程度である車です。車内空間が広く、車高も高めに設定されているのが特徴です」と記載されています。

何だかモヤモヤするプレスリリースではありますが、もう少し細かく見ていくと、「ミニバン販売台数No.1」のあとに”※1”と記載されているため、注釈部分を見ていくと…

日産の「〇〇販売台数No.1」は堂々と胸を張っていえることなのだろうか

「※1・・・定員6名以上の国産車。順位は2024年1月~12月の自動車登録情報(新車新規登録情報)に基づく日産調べ」と記載されているんですね。

つまり、3列7人乗りや3列6人乗りが含まれながら、2列5人乗りのシートレイアウトもラインナップされているシエンタやフリードは「ミニバン」としてカウントせず、あくまでも「3列6人乗り以上のシートレイアウトがミニバン」と定義した上で「ミニバン販売No.1」と謳っているんですね。

何とも小賢しいと言いますか…「我々(日産)が定義するミニバン部門では1位だ!」と堂々と言われても、素直に「日産おめでとう!」と言えないのが正直なところで、「そんな限定的な自慢は社内のなかでやってくれ」と思ってしまいます。

2ページ目:日産はC28型セレナだけに留まらず、他のラインナップモデルでも似たような「No.1」を謳っている