日産が2024年度第3四半期決算を発表!フルモデルチェンジ版・新型エルグランド (E53)は2026年度発売&次世代e-POWER搭載が決定!
予想はしていたが業績見通しは下方修正に
2025年2月13日、日産が2024年度の第3四半期決算を発表しました。
この日は、ホンダとの経営統合に向けた検討に関する基本合意書の解約、つまりは協議・検討の中止を決定したばかり。
今後は自動車の知能化・電動化時代に向けた戦略的パートナーシップの枠組みにおいて連携しながら、新たな価値の創造を目指し、日産やホンダがそれぞれの企業価値の最大化を追求していくこととなります。
この他にも、日産が今後ラインナップしていく予定の新車・新型車のなかに、何とも興味深いモデルもラインナップされているので、こちらも併せてチェックしていきましょう。
売上高は前年同期比-0.3%減だが、営業利益は-86.6%減
まずは2024年度通期業績見通しについですが、2024年度第3四半期累計の連結売上高は、前年同期比-282億円減となる9兆1,432億円。
続いて、連結営業利益は前年同期比-4,144億円減の640億円。
そして売上高営業利益率は0.7%で、当期純利益は51億円となり、売上高や利益は販売台数の減少や販売奨励金の増加、インフレーションの影響を受けながらも前年比で減少してますが、当期純利益が3,202億円減(前年同期比-98.4%)ながらも、何とか持ちこたえているようです。
◆売上高
2023年度第3四半期累計:9兆1,714億円
2024年度第3四半期累計:9兆1,432億円(対前年-282億円)◆営業利益
2023年度第3四半期累計:4,784億円
2024年度第3四半期累計:640億円(対前年-4,144億円)◆売上高営業い利益率
2023年度第3四半期累計:5.2%
2024年度第3四半期累計:0.7%(対前年-4.5%)◆経常利益
2023年度第3四半期累計:5,401億円
2024年度第3四半期累計:1,594億円(対前年-3,807億円)◆当期純利益
2023年度第3四半期累計:3,254億円
2024年度第3四半期累計:51億円(対前年-3,202億円)
遂に次期エルグランド (E53)が2026年度に発売へ!
続いて、今回の決算発表で個人的に楽しみにしていたのが、今後の商品ラインナップの強化について。
遂に日産が2026年度(2027年3月末)までに投入する新車・新型車(7車種)の情報を展開しています。
◆ローグPHEV・・・2025年度
◆ローグ e-POWER・・・2026年度
◆次世代リーフ・・・2025年度
◆コンパクトEV(マイクラ?)・・・20025年度
◆軽自動車・・・2025年度
◆大型ミニバン(エルグランド?)・・・2026年度
◆N7・・・2024年度
以上の通りとなります。
北米向けローグはフルモデルチェンジ&次世代e-POWERを搭載?
ローグPHEVに関しては、いわゆるアメリカ市場向けのローグ(日本名:エクストレイル)をベースにしたプラグインハイブリッド(PHEV)版だと思いますが、このPHEV技術が日産独自のものではなく、三菱のPHEV技術をベースにするのでは?と推測。
そしてもう一つが、2026年度(2027年3月末まで)に導入予定のローグ e-POWERですが、日本市場向けのシリーズハイブリッドe-POWERではなく第3世代のe-POWERだと推測。
そしてシルエットをよ~く見てみると、ヘッドライト意匠がトヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)のようにドット柄になっていることから、マイナーチェンジもしくはフルモデルチェンジするのでは?と推測しています。
ようやく日産公式が次期エルグランド (E53)の存在を明らかに

そして個人的に一番注目しているのが、2026年度(2027年3月末)に導入予定となっている大型ミニバン。
おそらくはフルモデルチェンジ版・新型エルグランド (New Elgrand, E53)だと思われますが、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアに対抗する唯一のラグジュアリーミニバンとしての期待が高まりますし、次世代e-POWERシステムを採用し、ハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0にプラスアルファで専用のドライビングアシストが採用されるものと期待しています。
ただ、2027年3月末までの導入ともなれば、競合モデルの新型アルヴェルも更にアップデートされて全方位において抜け目のない仕上がりになっているでしょうから、これだけの強大なライバルにどこまで対抗できるのか?アルヴェルにない魅力は何なのか?も注目したい所ですね。