日産が2024年度第3四半期決算を発表!フルモデルチェンジ版・新型エルグランド (E53)は2026年度発売&次世代e-POWER搭載が決定!

(続き)日産の2024年第3四半期決算報告をチェック

引き続き、日産の2024年第3四半期となる決算報告を見ていきましょう。

次期エルグランド含め、次世代e-POWERの搭載が決定

ちなみに、今回の新型車に関するスライドのなかには「第3世代e-POWERの適用」が掲載されており、欧州市場向けの次期キャシュカイや、アメリカ市場向けの次期ローグ、そして日本向けの大型ミニバン(次期エルグランド?)が掲載され、それぞれに次世代e-POWERが搭載されることが確定。

燃費性能としては、第1世代に比べて+20%向上し、コストも同様に20%削減に成功しているようです。

日産の次世代機能・サービスにも注目

続いて、日産の新車・新型車に搭載される機能・サービスのスライドにも注目。

まずは競合他社との差別化についてですが、2026年までに最先端の知能化コックピットとドライバーアシスト機能(3次元表示やフード透過表示を実現するインテリジェントアラウンドビューモニター)を搭載することを決定。

そして2026年以降に関しては…

◆革新的な自動運転技術・・・Nissan SDVプラットフォーム上で動作する大規模言語モデルAIによるドア to ドア自動運転

◆LiDARによる認知機能&車両制御技術・・・世界初のステアリングによる回避機能を搭載した空間認知車両制御技術(Ground Truth Perception)

◆革新的なドライバーレスモビリティサービス・・・国内初の都市部における混走でのドライバーレス運行
→初のドライバーレス運行(2025年3月)
→モビリティサービスの大規模実証実験(2025年9月)

以上の通りとなっています。


2024年度は日本向けの新車・新型車はほとんど無かったな…

ちなみにこちらは、2024年度に日産よりラインナップされた新車・新型車たち。

◆キャシュカイ(マイナーチェンジ)

◆パトロール(フルモデルチェンジ)

◆アルマーダ(フルモデルチェンジ)

◆ジューク(追加グレード)

◆マグナイト(マイナーチェンジ)

◆ノート/ノートオーラ(マイナーチェンジ)

◆キックス(フルモデルチェンジ)

◆ムラーノ(フルモデルチェンジ)

◆インフィニティQX80(フルモデルチェンジ)

全9車種のうち、日本に導入されたのはノート/ノートオーラの僅か1車種のみですが2024年度以降は次期キックス (New Kicks)や次期リーフ (New Leaf)、そして次期エルグランドの導入に期待したいですね。

日産の今後の組織及びプロセスについて

最後に、日産の組織およびプロセスの最適化も見ていきましょう。

以前よりリストラを強調していた日産ですが、大きくは「役員体制の再編」「階層のスリム化」「グローバルとリージョンの役割分担の明確化」を項目に挙げていました。

特に役員体制の再編については、現在の執行役員制度を廃止することで、執行職制度(非役員)を導入し、階層を減らしてポストも20%削減を目指すようです。

1ページ目:日産の2024年第3四半期の業績見通しは下方修正だが、純利益が100億円を切り絶望的に…?

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