日産が第3四半期決算報告で明かされた新型車を考察。ローグPHEVはアウトランダーPHEVのOEM?次期エルグランドはハイパーツアラーそっくり?等
2024年度以降も、日産は諦めずに前に進んでほしい
2025年2月13日に発表された、2024年度第3四半期決算報告及び、ターンアラウンドの進捗について、2024年度の見通しとしては下方修正であることは前回のブログにてご紹介しました。
今回は、日産が2024年度以降に導入すると発表した、次世代モデルについてインプレッションしていきたいと思います。
具体的な車種含めて、概ね各モデルの情報は明らかになっていますが、改めてシルエット含めてどのようなモデルとなるのか?色々と考察していきたいと思います。
日産が2024年度~2026年度に導入する次世代モデルはこうなっている
改めて、こちらが2025年2月13日に公開された2024年度~2026年度にかけてラインナップされる、日産の新車・新型車一覧。
ハイブリッドモデルでは、2025年度にローグPHEV (Nissan New Rogue PHEV)と、2026年度にローグ e-POWERが生産開始予定。
続いてモデルラインナップの刷新では、2025年度に軽自動車、2026年度に大型ミニバンが生産開始予定。
そして最適なEV(新エネルギー車)を最適な市場へ…においては、2025年度に次世代リーフとコンパクトEV、そして2024年度にはN7が生産開始予定となっています。
ローグPHEVは、三菱アウトランダーPHEVのOEMかリバッジモデルになる?
ここからは、各項目のモデルを見ていきましょう。
まずはハイブリッドのローグシリーズ。
2025年度にはローグPHEVがラインナップされるとのことですが、こちらは日本名ではエクストレイル (New X-Trail, T33)で、アメリカ市場向けとして販売されるミドルサイズSUV。
しかしながら、全体的なシルエットや高めのフロントボンネット位置、そして釣り目タイプのLEDデイタイムランニングライトを拝見する限りでは、三菱の現行アウトランダーPHEV (Mitsubishi New Outlander PHEV)のOEM版なのでは?と推測。
ちなみにこちらが、三菱アウトランダーPHEVのフロントマスク。
角度は若干異なるものの、LEDデイライトの配置からスタイリングはほぼ同じで、場合によってはダイナミックシールドグリルもそのままローグPHEVに継承されるかもしれませんし、一方で日産仕様のデザイン言語に変更されたリバッジモデルとして展開されることも考えられそう。
何れにしても、三菱との共同開発モデルもしくはOEMモデルとなる可能性が高いため、この点は私たちが期待するエクストレイルとはちょっと異なるかもしれませんね。
ローグe-POWERは、ビッグマイナーチェンジもしくはフルモデルチェンジ?
続いて、2026年度に導入されるローグ e-POWERを見ていきましょう。
先程のローグPHEV同様、こちらもアメリカ市場向けとしてラインナップされる予定です。
こちらは既に、日産も次世代(第3世代)e-POWERを搭載することを明らかにしていますが、その一方で気になるのが、LEDデイライトのドット柄になっていることから、フロントマスクはビッグマイナーチェンジ相当、もしくはフルモデルチェンジする可能性があるということ。
現時点ではまだ不明な部分が多いものの、トヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)のような、フロントグリルとの一体感を持たせたドット柄デイライトに、”NISSAN”エンブレムもLED点灯させるなど先進的なデザインに。
発電機となるベースのエンジンは、日本仕様同様に排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンになるものと予想されますが、+20%の燃費向上につながると言われる次世代e-POWERだと、実燃費はどの程度まで向上されるのか、駆動方式はe-4ORCEが主流になるのか、この点も注目です。