そんなことあり得る?日産の新型フェアレディZ (RZ34)が受注再開&長納期解消されたにも関わらず、再び「受注停止で生産終了の可能性」と報道
ようやく新型フェアレディZ (RZ34)の納期も落ち着いてきたのに…
2025年2月28日、日産がフラッグシップスポーツモデルのGT-R R35の新規受注受付けを終了し、メーカー公式として販売終了をアナウンスしたことが大きな衝撃となりました。
その後、長らく受注停止となっていたビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)も、2022年7月の発売から2年半以上経過して、ようやく長納期が解消されたわけですが、ここに来てナゼか「再び受注停止&生産・販売終了」と報道されています。
一体なぜこのような情報が一部公式メディアから公開されているのか?早速その中身をチェックしていきましょう。
納期は大幅に改善されるも、ベースグレードで「納期1年」とな?

今回この情報を展開しているのは、国内カーメディアcarview!さんになりますが、まず新型フェアレディZ (RZ34)の納期に関しては「大幅に改善」されているとのことで、ベースグレードでも「納期1年以内」と記載していますが、厳密にはグレードに関係なく半年以内で納車が可能となっています。
これは私がいつもお世話になっている日産ディーラーからの情報で、既にメーカーから各ディーラーにも通達されている内容です。
但し、ボディカラーや内装の組合せによっては、半年以内の納車が難しい場合、しかも販売店によって振り分け台数も異なるので(つまりデイリーオーダーではない)、この点は最寄りの販売にて確認していただくことをおススメします。
長納期が解消された理由は、本当に部品供給不足の解消?

続いて、carview!さんが「超長納期が改善された理由」について、以下の通りとまとめています。
●経営不振に悩む日産の将来性を案じたユーザーが、フェアレディZ (RZ34)の予約をキャンセルからでは?との見方もあるが、日産販売店関係者はそれを否定した模様
●ただ、実際にRZ34の注文をキャンセルしたユーザーもいたことは事実
●長納期が解消された要因としては「部品不足が解消したことが大きい」とのこと
●この他にも、RZ34に使用される一部の部品が、共有される他のモデルへと優先的に供給していたことから、結果的にRZ34の生産が後回しになっていた
●趣味性の高いモデルであるRZ34よりも、より多くのユーザーに求められるモデルを優先して生産するのは経営判断としては妥当
●近年では、そういった他モデルへと供給する必要がなくなるほどに部品が安定的に入ってきていることから、長納期が解消された
以上の通りとなります。
アメリカ向けの生産が落ち着いた?といった、もう少し踏み込んだ考察が見られないようだが?

ちなみにこの項目には、アメリカ市場向けのRZ34を優先的に生産していたからなのでは?との見方に関する記載が一切無いのが気になるところ。
円安の影響で利益率が高く見込めるであろうアメリカ市場向けに関する考察が一切ないことを考えると、「本当にcarview!は日産ディーラーに取材したのだろうか?」といった疑問が出てきても不思議ではないところ(そもそも部品供給元/サプライヤーが、RZ34の部品を他のモデルに供給して生産を後回ししている情報を把握しているのかも疑問)。

そしてcarview!も、直近の日本市場向けとアメリカ向けのRZ34の生産比率を考察することで、アメリカ市場向けの生産が落ち着いたから、日本向けに注力できるようになったのでは?と考えることもできるはずですが・・・
目に見えて比較できるようなポイントを考察しないのはナゼなのか?は気になるところです。
