これを市販モデルで販売するとか狂ってる…ルノー新型R5(アール・サンク)ターボ3Eの市販版が世界初公開!世界限定1,980台のみで、日本でも販売決定
トーンダウンするどころか、市販版で更にエクストリームな外観に仕上がったR5ターボ3E
2024年12月、ルノーの新世代ピュアEVホットハッチモデルとなる新型R5ターボ3Eのプロトタイプモデルが発表されましたが、遂にこのモデルの市販版が世界初公開されました。
元々過激でハードコアな見た目を持つR5ターボ3Eプロトタイプですが、市販モデルになるとトーンダウンして、シンプルな見た目になるのが他メーカーの通例ではあるものの、このモデルに関しては更に過激な見た目へとアップデートされています。
日本でも市販化されるとのことで、早速どのような内外装となっているのか?世界限定何台販売されるのか?チェックしていきましょう。
世界限定1,980台しか販売されないR5ターボ3E
こちらが今回、ルノー公式プレスリリースにて公開された、新型R5 Turbo 3E(アール・サンク・ターボ・スリー・イー)の市販モデル。
もはやコンセプトカーと言わんばかりのエクストリームな見た目で、何と世界限定1,980台のみ販売されることが決定(この見た目で日本のナンバープレートが装着されるのも不思議)。
ボディサイズは、全長4,080mm×全幅2,030mm×全高1,380mmとワイド&ロースタイル。
まさかルノー公式から、スーパーカーチックな見た目を持つピュアEVホットハッチが発売されるとは予想もしていませんでしたが、世界の自動車業界を盛り上げるような起爆剤になりそうな一台。
ちなみにプロトタイプモデルからの変化としては、Bピラーの後ろ側に”RS”ロゴが追加されたぐらいで、小規模レベルの変更箇所を除けば「過激な見た目そのまま」。
後ろから見たときの、このワイドフェンダーがえげつないこと…
まるで社外アフターパーツメーカーのワイドボディキットを装着しているかのような過激さですが、これをメーカーがそのまま市販化してくるところに狂気を感じます。
ちなみにこのモデルのベースとなっているルノー・サンク (Renault 5)ですが、ハッチバックスタイルながらも2列5人乗りで、R5ターボ3Eは2シーターレイアウトとなっています。
日本の自動車メーカーでいえば、ルノー・サンクがヤリスに相当し、R5ターボ3EがGRMNヤリスに相当するレベルでしょうか…
本モデルは、ルノーオリジナルの5ターボ/ターボ2を踏襲していて、足もとには巨大な20インチタイヤアルミホイールを標準装備。
まるでエアロカバーといわんばかりの整流板が装着され、公道だけでなくサーキット走行時の乱流を抑えてくれることが期待されます。
モータートルクは驚異の4,800Nm?!
パワートレインは、内燃機関を搭載せず電気モーターとバッテリーを搭載しながらも、各車輪にシステム出力268hpを発揮するインホイールモーターを搭載し、システム総出力は536hpを発揮。
そしてシステムトルクは、驚異の4,800Nmを発揮することが判明(480Nmじゃないよ!)。
※この数値は、モータートルクというよりもホイールトルクを表している可能性が高そう
最近のピュアEVモデルは、こうした常軌を逸したトルク値を表記することが多いのですが、海外カーメディア曰く、実際に発揮されるトルクはカタログ値の10%程度になると予想され、おそらくは480Nmほどになると予想されます。
足もとには、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2が装着されていますが、ホイール意匠が何とも複雑でクール。
近未来的でありながらも「手洗い洗車し辛そう」なのが正直なところ。
ちなみに本モデルのパフォーマンス性能としては、0-100km/hの加速時間が約3秒とスピーディで、最高時速は270km/hにまで到達。
バッテリーパックは70kWhを持ち、航続可能距離はWLTPサイクルで最大400km走行可能とのことです。