仙台市長に納車された公用車のトヨタ新型アルファード Executive Loungeが一部市議や市民から「高級すぎる」との批判→「何に乗れば正解なのか?」「単なる妬みや僻み?」

公用車としてアルファードを導入することは大きな問題なのだろうか

2025年3月、宮城県仙台市が購入し、市長用に納車されたという公用車のトヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)。

この車両をめぐり、一部の市議や市民から「高級すぎるのではないか」との批判が出ているとのこと。

ちなみに、郡和子 仙台市長に納車されたのは、3列7乗り仕様のアルファード HEV Executive Lounge[2WD]で、車両本体価格は約851万円となっているそうです。

一部の市議や市民が考える「高級すぎる」というのは、具体的にいくらぐらいから高級なのか、市長に何を乗らせることが正解なのか気になるところ。


グレードはExecutive Loungeだが、オプション構成も踏まえて「よく考えられている」

こちらが、実際に仙台市議に納車されたというアルファード HEV Executive Lounge。

車両本体価格もしくは総額から考えて、前輪駆動[2WD]のExecutive Loungeである可能性が高く、ボディカラーは公用車に相応しいブラック、そして車内もブラックのナッパレザーが標準装備。

個人的にこのモデルを見て、「公用車としてよく考えたオプション構成だな」と感じのが、足もとのタイヤアルミホイールが19インチではなく、標準装備の17インチであること。

おそらくは後席に座る市議への体の負担を考慮して、ロードノイズや突き上げなどが際立つメーカーオプションの19インチよりも、マイルドで快適な乗り心地を重視した17インチを選択したのだと思われ、この辺りに市としての怠慢さではなく、「市議が最大限のパフォーマンスを発揮するため、限られたオプションの中での快適性を求めた内容」なのだと思うんですね。

あとは、アルファード×ブラックという組合せも上手く考えられていて、市議が安心して移動できることの根底には、「できるだけ目立たない仕様」というのもあるでしょうし、これだけ街中にアルファードが溢れているため、今回のような定番仕様だと「市議が乗っている」ことが分かりづらいでしょうから、良い意味でもそうでない意味でもカモフラージュになると思うんですね。

これがレクサスLM500h version L[4WD]であれば、間違いなく目立つ上に車両本体価格も1,500万円からのスタートになりますから、アルファードやセンチュリーを購入する以上に批判の嵐になっていたかもしれませんね。

なお、今回の公用車に関して、郡和子 仙台市長(67歳)は「遠出もあるし、乗り降りについても少し楽になるという気持ちもある。これから先、20年は乗り継いでいこうとなっております」 とコメントしていますが、つい先日まで公用車として活用されていたのが13代目となる200系クラウンであることを考えると、乗降り性なども考慮するとアルファードは最適だと思うんですね。

2ページ目:一部市議や市民の感情的な意見も理解できる一方で、メディア/マスコミの偏向報道も問題?