日産大丈夫か…インフィニティQ50 (日本名:V37スカイライン)のエンジンオイル交換のため販売店に見積もり→「総額約70万円を請求された」
さすがのオーナーも「ありえない金額だ」と思い、他のショップでオイル交換を依頼することに
ホンダとの経営統合や役員のスリム化、そして役職名を変更して役員を概ね残すなど、何かと迷走が続いている日産ですが、今回は海外にて、とんでもないぼったくり価格で整備を企む正規ディーラーが話題に。
これは海外の大手掲示板サイトRedditにて投稿されたもので、日産の北米専売ブランドとなるインフィニティがラインナップしたQ50のオイル交換の見積もりを依頼したところ「エンジンオイルの交換費用は記載されておらず、他の交換費用などが加えられて、その総額がとんでもないぼったくり価格だった」として、整備費用を記した画像が投稿されています。
ちなみにインフィニティQ50は、日本市場向けでいえば日産V37スカイライン (Nissan V37 SKYLINE)に相当する4ドアセダンとなります。
エンジンオイル交換のはずが、なぜか約70万円ほどの修理見積もりを提示された
海外掲示板サイトRedditに投稿したQ50オーナーによると、アメリカのインフィニティディーラーにて「車の整備・点検依頼」をお願いしたところ、パーツ交換やオイル交換の費用がぼったくり・法外な金額だったと説明。
彼が所有しているモデルは、2015年モデルのQ50aというモデルで、インフィニティディーラーに車両を持ち込みして見積もりを依頼したところ、どうやらエンジンオイル交換だけを依頼したにも関わらず、他のパーツ交換も含めた見積もりが提示され、その合計金額が4,405.37ドル(日本円に換算して約66万円)だったと説明。
もう少し中身を見ていくと、バッテリー端子の交換には1,479.58ドル(日本円に換算して約22万円)の支払いを要求されたとのこと。
なお、これらの金額はあくまでも「交換した後」ではなく、「これだけの費用がかかる」という参考見積もりになるそうですが、掲示板情報でもあるので、本当に正規ディーラーがこれだけ法外な修理見積もりを請求してきたのかは疑問。
正規販売店の見積もりはこうなっている
こちらが、実際にRedditにて投稿されたQ50aの修理見積もりの画像。
まずはオートマチックトランスミッションフルードの交換費用ですが、こちらは402.54ドル(日本円に換算して約6万円)。
続いて、バッテリーターミナル/ケーブル/マウント交換には1479.58ドル(日本円に換算して約22万円)。
続いて、ブレーキフルードは151.99ドル(日本円に換算して約2.3万円)。
そしてクーラント交換は189.98ドル(日本円に換算して約2.8万円)。
こちらは、クーリングシステムホースの交換費用が902.21ドル(日本円に換算して約13.5万円)。
もう一つは、ディファレンシャルの交換費用が459.99ドル(日本円に換算して約6.9万円)。
こちらは、エンジンエアフィルターの交換費用が81.80ドル(日本円に換算して約1.2万円)。
そして、パワーステアリングフルードの交換費用が150.99ドル(日本円に換算して約2.3万円)。
こちらの請求書では、ワイパーブレードの交換費用が54.97ドル(日本円に換算して約8,200円)。
そして、リアブレーキの交換費用が405.34ドル(日本円に換算して約6.1万円)。
そして最後が、バッテリーキャパシティテストが無償で、キャビンマイクロフィルターの交換費用が125.98ドル(日本円に換算して約1.9万円)となっています。
以上のことから、Q50aの修理総額は4,405.37ドル(日本円に換算して約66万円)となっていますが、肝心のエンジンオイルの交換費用が記載されていません。
本当に正規ディーラーは、このような見積もりを提示したのかは疑問ですが、仮に事実で車に詳しい人物でなければ大変なことになっていたかもしれません。
なお車種によっては、バッテリー端子が非常に高価になることがあり、バッテリー端子にはバッテリーとの間でやり取りされる電圧やその他のデータを測定するコンピューターチップが含まれているために、修理費用が高額になるケースもありますが、Q50a/V37スカイラインでは対象外とのことで、今回の修理費用は誤りもしくは誤植である可能性が高そう。
Q50aのオーナーは、販売店の法外な修理見積もりに対して不信感を抱いているため、「この販売店では修理しないだろう。もっと安い金額で修理してくれる販売店もしくはショップを探すつもりだ」と投稿しています。