もはやリークレベルの大胆公開!長安マツダ新型EZ-60の内装がヤバイ!何と「100インチのARヘッドアップディスプレイ」と「26.5インチディスプレイ」を搭載へ

リーク対策でデザインを先行公開するのは、注目を集める意味でも効果は大きいと思う

2025年4月23日に中国・上海モーターショー2025にて、長安マツダの新世代ピュアEV&レンジエクステンダー技術を採用した新型EZ-60が世界初公開されます。

長安マツダは、公式発表前のリークを避けるためなのか、既に公式SNSにてエクステリアデザインを先行公開しました。

その後、中華人民共和国工業情報化部(MIIT)によって実車のエクステリアが完全リークされたわけですが、長安マツダは更に内装のリークを避けるため、再び先行ティーザー動画を公開しています。


テスラを強く意識?26.5インチディスプレイを搭載した近未来的でミニマリストな内装

こちらが今回、長安マツダによって先行公開された新型EZ-60のティーザー画像。

水平基調のコックピットは、セダンタイプのEZ-6と概ね同じデザイン言語を採用していますが、一番注目すべきはセンターディスプレイ。

長安マツダ曰く、このディスプレイサイズは26.5インチの5Kディスプレイを採用しているとのことで、マツダがこれまで採用してきたディスプレイサイズでは史上最大。

26.5インチでは物足りず、100インチのAR-HUDも搭載!

他メーカーにあるような、複数のスクリーンを1枚のように見せるタイプではなく、シンプルに1枚のディスプレイのみで構成されたシームレスでスマートなデザインですが、Deepalとの共同開発とはいえ、マツダがここまで先進的な技術を取り入れるのは予想外でした。

なお長安マツダによれば、26.5インチのディスプレイサイズでは”物足りない”方を対象に、100インチのAR技術を活かしたヘッドアップディスプレイ[AR-HUD]も準備されているそうで、こちらは標準装備なのかメーカーオプションなのか、それともグレードによって装備内容が異なるのかまでは不明。

物理スイッチを廃止にすることで、故障時のリスクなど、様々な面で意見が分かれそうだ

AR-HUDの具体的な技術までは公開されていませんが、長安マツダ曰く、運転に関する重要な情報をフロントガラスに投影し、更に操作系をステアリングスイッチに集約することで、余分な物理スイッチを廃除しているとのこと。

一見すると、つぇうらを意識したようなミニマリストなインテリアでスッキリしたイメージがありますが、その一方でタッチパネルの操作だけになってしまうと、仮にディスプレイが故障したときのスイッチ操作はどうするのか?などの懸念もありますし、操作性という面では物理スイッチよりも使い勝手が悪いので、ユーザーからの評価が最も大きく分かれそうなところです。

2ページ目:新型EZ-60は先進的だけでなく、シートヒーター&シートベンチレーションといった快適性にも力を入れている模様