えっ、リークじゃなくて?長安マツダが新型EZ-60のエクステリアを完全公開!EZ-6同様にDeepalとの共同開発モデルでCX-4の後継になる?
まさか長安マツダ公式が公式発表前にエクステリアを完全公開するとは…
マツダと重慶長安汽車の合弁企業である長安マツダより、2025年内に市販予定となっているピュアEVクロスオーバーの新型EZ-60。
現時点で具体的な発表・発売時期は不明ながら、既にティーザー画像によって一部のデザインが明らかになっていましたが、今回長安マツダ公式より、正式発表前であるにも関わらずエクステリアが完全公開されました。
おそらくは事前リークを回避するための対策だと思いますが、今回公開された個体は、マツダが北京モーターショー2024にて公開したMAZDA 創 ARATAコンセプトをそのまま市販化したようなデザインに仕上げられています。
チラ見せでも何でもなく、大胆に公開された新型EZ-60
こちらが今回、中国SNS・Weibo(微博)の公式アカウント長安マツダより公開されたティーザー動画の一部。
完全リークによって拡散された画像ではなく、まさかマツダ公式アカウントより投稿されたティーザー動画とは…
中国では、公式発表・発売前にリークされるケースが多いため、マツダとしても事前対策として、仕様や内装は公開しなくとも、まずは第一印象が重要となるエクステリアを公開することで注目を集める作戦なのかもしれません。
LEDデイライトとヘッドライトは独立式でEZ-6/MAZDA 6eと同じデザイン言語
ちなみに真正面から見たEZ-60のデザイン言語を見ていくと、MAZDA 創 ARATAコンセプトをモチーフにしながらも、既に市販化されているEZ-6/MAZDA 6eと概ね同じデザイン言語を取り込んでいます。
ヘッドライト意匠も極めてシャープ…ですが、シグネチャーウィングに沿ったシャープなLEDはデイライトを採用していて、その直下に独立式の単眼LEDヘッドライトを搭載。
これもEZ-6/MAZDA 6eと同じデザイン言語ですが、最近だとトヨタ・クラウンスポーツ (Toyota Crown Sport)/クラウンエステート (Crown Estate)でも採用されていますね。
フロントノーズに切り欠きを設けることで空力を改善?
フロントエンドの”MAZDA”エンブレムがLED点灯する一方で、実はフロントノーズ部分には空気が抜けるような構造に。
4ドアセダンタイプのEZ-6では確認できなかったエアー用の切り欠き部分ですが、なぜEZ-60では採用されたのか、実際の風洞試験でどのように空気が流れるのか見てみたいところ。
ちなみにこの切り欠き、フロントノーズだけでなくリアクォーターガラスとパネルの間にも設けられていますが、クーペライクなSUVでここまで空力を考慮したモデルは珍しいかも。
こちらはサイドビュー。
流麗でクーペライクなクロスオーバースタイルですが、その見た目はAVATR 11のスタイリングを取り込みつつ、兄弟車となるであろうDeepalの良きところを取り込んだスタイリングというイメージでしょうか。
中国市場では、よりクーペライクなSUVのCX-4がラインナップされていましたが、もしかするとEZ-60は、その後継車種もしくは兄貴分としてラインナップされるのかもしれませんね。
テールランプは現行CX-5/CX-8の応用的なデザイン?
そしてこちらはテールデザイン。
現行CX-5/CX-8をイメージさせるような”U”字が連なるLEDテールの応用版で、内側の”U”字型を大きく伸ばすことで、センター非直結式の一文字風に調整。
これにより、テールランプ直下に設けられた”MAZDA”のレタリングバッジと親和性を持たせることができます。