トヨタが専売モデルの新型プラチナ7(別名:bZ7)とbZ5を上海モーターショー2025にて発表!bZ5はまさかのbZ3Cのリネームモデルで、中身は何も変更されていなかった
トヨタの中国法人が、中国専売モデルとなる新たなピュアEVモデルを2車種発表へ
2025年4月23日より開催の中国・上海モーターショー2025にて、トヨタの中国法人が新型プラチナ7 (Toyota New Platinum 7/bZ7、中国表記:铂智7)と、新型bZ5を世界初公開しました。
何れも、中国専売モデルとなるピュアEVモデルで、bZ5は過去に中国向けに発表されたbZ3Cのリネームモデルですが、プラチナ7はメルセデスベンツSクラスをイメージしたかのようなプレミアムセダン。
つまり、日本市場にて販売されているようなクラウンセダン (New Crown Sedan)を意識したモデルかと思われますが、果たしてどのような仕様なのかチェックしていきましょう。
クーペのような伸びやかさを持つ新型プラチナ7
こちらが今回、トヨタの中国法人より発表されたピュアEVセダンのプラチナ7(海外メディアAutohomeより引用)。
本モデルは、レーザーレーダーを搭載し、高度なインテリジェント運転を採用する最新の100%電気自動車。
トヨタの最新アイデンティティともいえる”コ”の字LEDデイライトとセンター直結式の一文字センターランプが設けられ、その見た目はまさにハンマーヘッド。
フロントサラウンドのデザインは誇張されていて、抗力係数が低減されているとのことですが、具体的なCd値までは不明。
アストンマーティンDBシリーズを彷彿とさせる4ドアクーペ
こちらはサイドビュー。
ダイナミックなウエストラインが目を引き、ルーフ・スカイライトはリアウィンドウに接続され、リアセクションまで伸びやかな演出が施されていますが、その見た目はアストンマーティン・DBシリーズを彷彿とさせるような伸びやかさですね。
アウタードアハンドルはフラッシュタイプが採用され、足もとには大口径タイプのタイヤホイールが標準装備されています。
こちらはリアクォータービュー。
センター直結式の一文字LEDテールランプが採用され、リアバンパーの両サイドには縦型基調の切り欠きが設けられています。
こちらはインテリア。
本モデルでは、HongmengのハーモニーOSが採用されていて、更にトヨタはファーウェイとの協業を開始。
中国トヨタのローカライズ戦略の深さとスピードには驚かされるばかりですが、この変更により、更なる商品の品質と商品力が大幅に向上され、UX/UIの満足度を高めることが期待されます。
中国トヨタはエンジニアの技術力を活かす事業推進を展開
この他にも、トヨタは上海モーターショーにて「世界に立って、もっと中国らしく!」というテーマを提案。
グローバルブランド資産と技術資産を継承し、中国においてより具体的に現地化事業を推進し、電動化時代に向けたトヨタならではの答えを提示していくことを明らかにしました。
そのなかでも、中国にてRCE(Regional Chief-Engineer)制度を導入することを正式に発表し、今後は中国の消費者をより深く理解する中国人エンジニアがチーフエンジニアとして活躍し、電動化や知能化といった中国的要素をトヨタのモデル開発に取り入れていくという、中国の研究開発リソースをパートナーと統合した統一された研究開発システムを導入していくとのことです。