【価格は約6,630万円から】フェラーリ新型296スペチアーレ/296スペチアーレアペルタを世界初公開!V6ターボ+PHEVで880馬力を発揮し「458」以来のスペチアーレ復活
約12年ぶり!458スペチアーレ以来となる「スペチアーレ」の名が復活
フェラーリのV6ミドシップ+プラグインハイブリッド(PHEV)でお馴染みとなる296GTB/296GTS。
2025年4月29日、遂に本モデルのハイパフォーマンスモデルとなる296スペチアーレ (Ferrari New 296 Speciale)と、そのオープンモデルとなる296スペチアーレ・アペルタ (New 296 Speciale Aperta)が世界初公開されました。
これまでの488ピスタや812コンペティツィオーネに比べると、296GTB/296GTSからの変化はそこまで大きくは無いものの、レーシングモデルのGT3を彷彿とさせるような大口ダクトが印象的で、更にパフォーマンスも向上しています。
そして、2013年に登場した458スペチアーレ以来となる、実に約12年ぶりの”スペチアーレ”の名が復活したわけですが、一体どのようなスペックとなっているのか、早速内外装デザインをチェックしていきましょう。
296スペチアーレのエクステリアをチェック
こちらが今回、世界初公開されたフェラーリ296スペチアーレのフロントマスク。
一見すると296GTBと大きな違いは見られない?ようにも感じられますが、スペチアーレモデル専用のGT3風のフロントバンパーが採用され、更に大口且つアグレッシブに。
リアバンパーも見ていくと、スペチアーレ専用に置き換えられ、アクティブなリアディフューザーに加え、FXXKを彷彿とさせるような個別のリアスポイラーが装着されていますね。
固定式かと思いきや、実は可変式のリアスポイラーを採用!
こうして見ると、個別のリアスポイラーが装着されるということは、可変式ではなく固定式のリアスポイラーが採用されるのでは?と思う所ですが、フェラーリ公式のプレスリリースによると、どうやら速度やドライブモードに応じて上昇する可変式のリトラクタブルウィングが採用されているとのことで、ある意味で今回のトピックスで一番の驚きかもしれません。
クーペタイプは63kg、オープンタイプは54kgの軽量化に成功
見た目の変化としては最小限ではあるものの、スペチアーレモデルということもあって軽量化ももちろん施され、クーペタイプは約63kg、オープンタイプは約54kgの軽量化に成功しているとのこと。
なお軽量化の主な理由としては、カーボンファイバー素材をふんだんに使用しているからで、特にインテリアにおいては、スペチアーレ特有のミニマルなドアパネルが採用され、シート間には剥き出しのカーボンファイバー製コンソールが使用されています。
あと、地味に嬉しい変化としては、ステアリングスイッチがタッチパネル式から物理スイッチに変化していること。
おそらくはユーザーからの意見が反映されたのだと思われ、今後のフェラーリの新型車も物理スイッチに戻る可能性が高そう。
ダウンフォース量は20%向上
真正面から見てみると、よりワイド&ローが引き立つアグレッシブなフロントマスクですが、クーペタイプとオープンタイプの両方においては、何れもダウンフォース量が最大20%向上しているとのこと。
そしてクーペタイプに関しては、ヘッドレストフラップが追加され、トノカバーへの空気の流れを促し、同時にコックピット内の乱流を低減する働きがあり、エンジンとブレーキへの空気の流れも向上しているそうです。