【速報】日産公式が現行エルグランド (E52)の「新規受注受付け終了」を発表!フルモデルチェンジ版・新型エルグランド (E53)に期待される機能や技術は?
日産公式の現行エルグランド (E52)ページに変化!
2010年に3代目としてデビューしてから15年が経過している、日産現行エルグランド (Nissan New Elgrand, E52)。
そんなエルグランドですが、遂に日産公式ホームページにて「新規受注受付け終了」のアナウンスが行われました。
既に国内自動車情報誌でも、「2025年8月に生産終了」と報道されていましたが、いよいよエルグランドも次期型に向けて新たな一歩を踏み出しそうです。
日産公式が発表した現行E52型の新規受注受付け終了をチェック
現行E52型としてラインナップされてきたエルグランドですが、上の画像の赤四角にも掲載されている通り、2025年4月30日時点での日産公式ホームページでは、「一部のグレード、ボディカラー、オプション等につきまして新規注文受付を終了しました。詳しくはお近くの販売店にお問い合わせください。」とのこと。
既に国内カーメディアでも報道されている通り、現行E52型は2025年8月に生産終了するとのことなので、いよいよ本格的に次期モデルへの生産変更に向けて準備が進められることになりそうです。
それにしても…3代目が登場してから15年に渡り、マイナーチェンジと一部改良、価格改定という名の値上げを繰り返すことで販売を続けてきたのは、ある意味で日産の執念のようなものだと思いますが、ようやく次期E53型へとバトンタッチできますし、早くとも2025年秋頃のジャパンモビリティショー2025にて先行実車公開が期待できるのではないかと思われます。
2026年度に発売予定となる新型エルグランド (E53)に期待したいことは?
続いて、2025年度後半にデビューすることが決定し、2026年度に発売予定となっているフルモデルチェンジ版・新型エルグランド (E53型)について。
既にティーザー画像も公開され、以下の技術が採用されることが決定しています。
〇第3世代となるシリーズハイブリッドe-POWERが搭載
〇新開発の排気量1.5L 直列3気筒自然吸気エンジン(e-POWER発電機用)
〇新世代四輪駆動システムe-4ORCE
〇モーターやインバーターなど5つの部品をモジュール化することにより軽量化された「5-in-1」を採用
こうした技術が採用されるなか、新型エルグランドに期待されるものとは何か?を予想していきたいと思います。
パワートレインはe-POWERだけ?価格含めてやっぱりガソリンモデルも欲しい
まずは、今回の新型エルグランド (E53)の最大のウリは第三世代となるe-POWERシステムが採用されること。
これに合わせて、新開発の排気量1.5L 直列3気筒自然吸気エンジンが発電機用として搭載されるわけですが、今回のプレスリリースを見る限りだと「新型エルグランドはe-POWERモデルしかラインナップされない?」との見方もできます。
しかしながら、エルグランドがトヨタ・アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア (New VELLFIRE, 40系)、更にはホンダ現行オデッセイ (Honda Odyssey)と競合になるには、ある程度価格帯を抑えたガソリンモデルのラインナップも期待したいところだと思うんですね。
2010年3代目としてフルモデルチェンジを果たして15年が経過するエルグランドですが、この15年間で法規制や安全装備の義務化など、様々な厳しい条件が設けられたために、開発コストや利益を確保するためにも、車両本体価格の値上げは避けられないと思うんですね。
ましてやシリーズハイブリッドe-POWERだけに限定してしまうとなると、必然的にスタートプライスは高額になり、場合によっては600万円以上からスタートすることだって考えられるわけですから、日産としてはアルファード/ヴェルファイアに対抗しながらも、今現在の日産の再起を図る意味でも「グレード構成」と「価格設定」は最重要項目だと思っています。