一部改良版・トヨタ新型シエンタが2025年8月1日に発売へ!電動パーキングブレーキに加え、オートブレーキホールド機能のメモリー化はトヨタ初
遂に改良型シエンタが2025年8月1日に発表・発売へ
前回のブログにて、トヨタのエントリーコンパクトミニバンでお馴染みとなるシエンタ (Toyota New Sienta)が一部改良し、待望の電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が搭載されることをお伝えしました。
今回、本モデルの更に具体的な情報が明らかになりましたので、早速その中身をチェックしていきたいと思います。
2025年モデルとして展開される改良型シエンタですが、発表・発売時期は2025年8月1日を予定しており、同年7月より先行予約・受注を受け付ける予定となっています。
電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能は全グレード標準装備
今回の一部改良での目玉ともいえる電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能ですが、ルーミーのように上位グレードのみ・・・ではなく、全グレード標準装備となり、更にABH機能に関しては自己復帰(メモリー)式が採用されることに。
つまり、これまではエンジン再始動もしくはシートベルトを外す際、毎回ABH機能がOFFになるため、再度ABHスイッチを押すような煩わしさがあったわけですが、いよいよ改良型シエンタよりそういった煩わしさが無くなるのは朗報。
競合モデルのホンダ新型フリード (Honda New FREED)も、EPB+ABHが全グレード標準装備され、ABHは自己復帰式を採用するところが一番の差別化ポイントでしたが、いよいよシエンタにも同様の機能が採用されるとのことで、両車2025年の後半はどの程度販売台数を伸ばすのかとても楽しみです。
ちなみに、パワートレインはこれまで通り、排気量1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載するガソリンモデルと、同エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの2種類を展開し、シートレイアウトも2列5人乗りと3列7人乗りの2種類を展開するところは変らずとなります。
4ナンバーの架装モデル「JUNO」も追加へ
この他、基本的な内外装デザインは特に変更されていないものの、予防安全装備Toyota Safety Senseが更にアップデートされる予定とのことですが、もう一つ改良の目玉が、架装モデルとなる「JUNO」が追加されること。
このモデルは、後席シートが廃除された1列2人乗りの商用モデル(4ナンバー架装)で、しかもディーラーオプションには、JUNO専用シートやテーブルなどがラインナップされ、いわゆるアウトドア専用のモデルとして楽しむことが可能になっています。
実はジャパンモビリティショー2023にも出展されたコンセプトカーだった
ちなみに、このJUNOと呼ばれる架装車両のシエンタですが、2023年に開催されたジャパンモビリティショー2023にて出展されたモデルで、元々市販化を想定して作られた車両だったんですね(マイナビニュースより引用)。
シエンタ ”JUNO”は、トヨタと協力会社とで企画・開発を進めた一台で、後席を廃除した1列2人乗り。
車両のリアセクションに生まれる広い空間をアレンジ次第でさまざまに使えるスペースとして活用しています。
ちなみに、”JUNO”とは「ジュノ=順応」にかかっているとのことで、「いろんな方に順応するとか、環境に順応するとか、いろんな方の好きに順応する」といった意味を込めて名付けられたそうです(ローマ神話の女神「ユーノー」(Juno)のことも意識している模様。
ちなみにホンダ・フリードでは、2列4人乗りの商用モデルとなるBizzがラインナップされていますが、今回のシエンタ JUNOは更に趣味性を高めたものになっていますし、一方で荷物を最大限まで収納できるという、ビジネスモデルとしての側面も持ち合わせるため、このJUNOモデルがシエンタの販売台数にどこまで大きな影響を与えるのか注目したいところです。