ホンダ新型フリードが危ない…トヨタ・シエンタが2025年8月に一部改良で電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド搭載へ。フリードの通算19回目給油もチェック

フリードが危うい!2025年8月にはシエンタが大幅改良へ

2024年6月に私に納車されて、もうすぐ11か月が経過するホンダ新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)・3列6人乗り[2WD]。

本モデルの最大の特徴は、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が全グレード標準装備されており、シートレイアウトも3列7人乗り/3列6人乗り/2列5人乗りと、幅広いグレード展開を行っていること。

一方で、競合モデルとなるトヨタ・シエンタ (Toyota Sienta)は、足踏み式パーキングブレーキが標準装備され、シートレイアウトも3列7人乗り/2列5人乗りの2種類を展開するため、この点ではフリードの方が優れているように感じられます。

しかしながら、そんなシエンタが2025年8月に一部改良を実施するとのことで、フリードの立ち位置が一気に危うくなりそうです。


2025年8月の一部改良により、EPB+ABHが標準装備されるようだ

先日、マイナーチェンジ版・新型カローラクロス (New Corolla Cross)の実車を拝見しに行った際、いつもお世話になっているトヨタディーラーの担当スタッフさんと話したところ、どうやら2025年8月にシエンタが一部改良を実施するとのことで、「内外装のデザインは変らないものの、全グレードに電動パーキングブレーキ[EPB]とオートブレーキホールド[ABH]が採用される」とのこと。

しかもオートブレーキホールド機能は、これまでエンジン再始動もしくはシートベルトを外してしまうと、ABH機能が解除されてしまうというデメリットがありましたが、どうやらシエンタからは自動復帰(メモリー)式が採用されるとのことで、この点でもホンダの強みに上手く乗っかって真正面から勝負を仕掛けてくることに。

ただシートレイアウトに関しては、これまで通り3列7人乗りと2列5人乗りの2種類のみとのことで、フリードのように3列6人乗りのシートレイアウトは設定されないとのことですが、いわゆる荷室を最大限に生み出す商用グレードが追加予定とのことで、トヨタの抜かりなき開発力には驚きを隠せないところ。

シエンタは価格面でもフリードに勝っている

こうしてみると、フリードの最大の強みでもあったEPB+ABHがシエンタにも搭載されるとなると、車両本体価格がアップすることは懸念されるものの、それでも乗り出し価格では圧倒的にシエンタの方が安いため、シエンタの販売台数が更に引き上げられる可能性は高そうですね。

ちなみにフリードにおいては、発売から1年も経過していないにも関わらず、ガソリンモデル/ハイブリッドe:HEVモデルともに10万円以上値上げしていますから、両車の価格差が大幅に縮まることは無いでしょうし、シエンタのコストパフォーマンスの高さが更に際立つのではないかと推測しています。

なお、2025年5月下旬時点でシエンタの商談及び見積もり作成などは未だ不可能とのことで、一部改良前の現行モデル(在庫車両)の商談のみが可能になっているとのこと。

現行モデルの場合だと、値引き・割引きも非常に大きい上に、現時点で新車での発注ができないことも影響して注目度が高まっているとのことですから、トヨタの商売能力は「相変わらず上手いなぁ」と感心するばかりです。

フリードの納車後「通算19回目」の給油へ!

ここからは、私のフリードの納車後「通算19回目」となる給油・燃費記録をまとめていきたいと思います。

まずは、給油警告ランプの点灯タイミングですが、上の画像の赤四角の通り、航続可能距離が残り「57km」で点灯しています。

参考までに、これまでの給油警告ランプの点灯タイミングと、そのときの平均燃費は以下の通り。

1回目給油前:航続可能距離が「75km」で給油警告ランプ点灯(平均燃費は21.2km/L)

2回目給油前:航続可能距離が「75km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.5km/L)

3回目給油前:航続可能距離が「64km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.9km/L)

4回目給油前:航続可能距離が「58km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.1km/L)

5回目給油前:航続可能距離が「59km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は23.4km/L)

6回目給油前:航続可能距離が「58km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.9km/L)

7回目給油前:航続可能距離が「59km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は23.4km/L)

8回目給油前:航続可能距離が「59km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は21.9km/L)

9回目給油前:航続可能距離が「56km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.5km/L)

10回目給油前:航続可能距離が「52km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は19.7km/L)

11回目給油前:航続可能距離が「74km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は19.1km/L)

12回目給油前:航続可能距離が「59km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は19.7km/L)

13回目給油前:航続可能距離が「52km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は19.5km/L)

14回目給油前:航続可能距離が「50km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は19.4km/L)

15回目給油前:航続可能距離が「49km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は18.8km/L)

16回目給油前:航続可能距離が「49km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.9km/L)

17回目給油前:航続可能距離が「53km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は21.8km/L)

18回目給油前:航続可能距離が「57km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は22.7km/L)

[NEW]19回目給油前:航続可能距離が「57km」で給油警告ランプ点灯(給油後平均燃費は23.5km/L)

以上の通りとなります。

航続可能距離が「0km」になるまで走らせて行こう

給油警告ランプが点灯したので、あとは航続可能距離が0kmになるまで走らせて行きましょう。

給油ランプ点灯後は、信号の少ないマイナーロードを走らせることが多かったため、気が付けが給油後平均燃費は23.5km/L → 23.6km/Lへと向上。

ちなみにTrip Aメーターに関しては、500km以上走らせたところで、急きょ往復500km近くの長距離移動の予定が入ってしまったため、メーター情報はリセットせずに満タン給油することに。

Trip Aメーターは1,498.4km → 1,564.9km(+66.5km)にまで伸び、航続距離の減りの方が遅い流れに。

航続可能距離が0kmになってから、近くのガソリンスタンドに向かって直行。

しばらく信号の無い田舎道を走り続けていたため、EVモードで走行する割合が高くなり、ガソリンの消費も街中に比べて少なかったのだと考えられますが、最終的にはTrip Aメーターが1,564.9km → 1,571.2km(+6.3km)となったところで近くのガソリンスタンドに到着。

2ページ目:フリードはメーター上の平均燃費と実燃費との乖離が大きい?