ビッグマイナーチェンジ版・スズキ新型ソリオ/三菱デリカD:2/エクリプスクロスPHEVにサービスキャンペーン!国交省が「ペダル踏み間違い加速抑制装置」を義務化へ…

一部ナビ画面が表示されない恐れアリ?

スズキの主力モデルとなるビッグマイナーチェンジ版・新型ソリオ/ソリオバンディット、そしてOEMモデルとなる三菱デリカD:2の3車種・計20,929台にサービスキャンペーン。

不具合内容としては、コンビネーションメータにおいて制御プログラムが不適切なため、コンビネーションメータ上にエコスコアの点数が表示されないとのこと。

また、ヘッドアップディスプレイ装備車、工場装着ナビゲーションシステム装備車の場合、エコスコアに関連する画面が表示不良になるとしてサービスキャンペーンを届け出ています(スズキ及び三菱の公式プレスリリースより引用)。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は報告されておらず、メーカーの調査にて明らかになったとのこと。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象台数]

[スズキ・ソリオ/ソリオバンディット]
・5AA-MAD7S/MAD7S-100042~MAD7S-110350/令和6年12月10日~令和7年4月24日/10,257台

・5AA-MAD7S/MAD7S-600036~MAD7S-609087/令和6年12月10日~令和7年4月24日/8,960台

[三菱デリカD:2]
・5AA-MBD7S/MBD7S-100002 ~ MBD7S-100998/令和6年12月10日 ~ 令和7年4月24日/997台

・5AA-MBD7S/MBD7S-600002 ~ MBD7S-600717/令和6年12月11日 ~ 令和7年4月24日/715台

以上の通りとなります。

改善措置としては、全車両、コンビネーションメータの制御プログラムを確認し、対策前のプログラムの場合は対策プログラムに書き換えるサービスキャンペーンを実施するとのことです。


最悪の場合、給油警告表示が出ない恐れアリ

続いて、三菱の現行エクリプスクロスの1車種・計21,900台にサービスキャンペーン。

不具合内容としては、エンジンECUにおいて制御プログラムの検討が不十分なため、PHEVシステムを起動した直後にメーターECUから送信される不要な情報で誤判定してしまい、給油後経過日数の情報をリセットしてしまうとのこと。

そのため、必要なタイミングで給油警告表示(※1)が出ず、メンテナンスモード(※2)が起動しまいとして、サービスキャンペーンを届け出ています(三菱の公式プレスリリースより引用)。

※1:約3か月間、一度に15L以上の給油が確認できなかった場合、給油を促すための表示

※2:約3か月間、一度に15L以上の給油が確認できなかった場合、エンジンや燃料系部品のメンテナンスのために、READY表示灯が点灯している間、自動的にエンジンが始動するモード

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は報告されておらず、メーカーの調査にて明らかになったとのこと。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象台数]

[三菱エクリプスクロスPHEV]
・5LA-GL3W/GL3W-0300101 ~ GL3W-0704172/令和2年11月6日 ~ 令和6年10月11日/約21,900台

以上の通りとなります。

改善措置としては、全車両、エンジンの状態を診断機で点検し、異常が認められる場合は修理のうえ、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えるとのこと。

そして、点検でエンジンに異常が認められない場合は、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える作業のみ実施するとのことです。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「スズキのリコール等情報対象検索サイト」及び「三菱のリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

2ページ目:また車両価格が上がる…国土交通省が「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の義務化を発表!