まさかのスズキがレトルトカレーを発売!インドとの密接な関係性を表現した4種類の味に加え、スイフトやジムニー、そして隼のパッケージも
インドでの生産にも力が入るスズキ、遂にレトルトカレーまでもが市販化へ
スズキが2025年6月25日、ブライダルやレストラン事業を展開する株式会社鳥善との共同開発により、4種類のレトルトカレーを販売開始したことを明らかにしました。
「えっ、あのスズキがレトルトカレー?」と思われた方も多いかと思いますが、このレトルトカレーは、スズキの本社社員食堂で2024年1月より提供している本格的なインドベジタリアン料理がベースになっているとのこと。
簡易調理で提供可能になる給食事業者向けの食キットをベースにしていて、インド出身の社員が「母親の味」と親しんでいる味を、鳥善がレトルトカレー用にレシピを考案、スズキも試食会を行うなど再現し、レトルトカレーとして開発してきました。
ちなみにスズキといえば、新型ジムニーノマド (Suzuki New Jimny Nomade)やフロンクス (New Fronx)をインドのグルガオン工場にて製造し、日本へと輸入しているため、実はスズキとインドは密接な関係にもあるため、ある意味で納得のいくコラボ商品といえるかもしれません。
4種類の味に加えて、パッケージも4種類をラインナップ
こちらが今回、スズキ公式が発表したレトルトカレーのパッケージ(スズキの公式プレスリリースより引用)。
パッケージデザインは、スズキの四輪デザイン部が作成し、四輪車や二輪車のイラスト周りには各カレーで使用している食材を描いています。
更に、4種類の左側側面を重ねることで「1つの絵」になる隠し絵など(今は亡き元会長の鈴木修 氏の姿も…)、食べ終わった後もパッケージを飾りたくなるデザインとなっています。
なお、パッケージは他のデザイン展開も検討しているとのことで、今後スズキより展開されるかもしれない新型車、もしくは過去のスズキのスポーツカーも描かれる可能性も高いかもしれませんね。
各パッケージとカレーの種類を見ていこう
続いては、全4種類のパッケージと、どういった種類のカレーをラインナップしているのか見ていきましょう。
スズキ食堂➀:トマトレンズダール(パッケージデザインはスイフト)
まずは、スズキの主力モデルともいえる現行スイフト (New Swift)のパッケージデザインが描かれた「トマトレンズダール」を見ていきましょう。
本商品は、栄養豊富なレンズ豆をトマトと合わせた北インドの煮込み料理。
スパイスは「クミン」「ターメリック」「チリ」の3つだけですが、奥深い味わいを楽しめるとのことで、辛さもマイルド寄りの「レベル2」とのことです。
スズキ食堂②:茶ひよこ豆マサラ(パッケージデザインはジムニー)
続いては、こちらもスズキの主力モデルともいえる現行ジムニー (New Jimny)のパッケージデザインが描かれた「茶ひよこ豆まさら」を見ていきましょう。
本商品は、タンパク質豊富な皮付きの茶ひよこ豆をじっくり炒めた玉ねぎと合わせた、北インドの煮込み料理。
トマトの酸味と青唐辛子のキレのある味わいが楽しめるとのことですが、辛さとしては少し高めの「レベル4」となっています。
こうした「マサラ」や「茶ひよこ豆」、そして「インド」というキーワードを見てしまうと、YouTubeの「今日ヤバイ奴に会った」チャンネルのカレー動画を思い出してしまいます。
スズキ食堂③:大根サンバル(パッケージデザインはHAYABUSA)
続いては、こちらもスズキの主力モデルともいえる隼 (Hayabusa)のパッケージデザインが描かれた「大根サンバル」を見ていきましょう。
本商品は、大根や人参、トゥール豆を使った南インドの煮込み料理で、タマリンドの酸味が特徴。
お味噌汁のようにご飯に合わせるのがおすすめとのことですが、辛さレベルとしては「レベル3」となっています。
スズキ食堂④:大根サンバル(パッケージデザインはHAYABUSA)
そして最後は、V-STROM1050DEのパッケージデザインが描かれた「青菜ムングダール」を見ていきましょう。
本商品は、緑豆の皮をむいた黄ムング豆と小松菜を合わせた北インドの煮込み料理。
青菜のほどよい苦みとクミンのスパイシーな香りが特長で、辛さレベルとしては全4種類の中で最も甘めとなる「レベル1」となっています。