テスラが遂にインドに進出!但し輸入関税(110%)の絡みで車両本体価格は1,000万円超えに…実はインドの税制にはスズキも大きく関係していた
テスラの魅力の一つは「安さ」にあるが、インドではとんでもない高額車に
過去にインド工場建設計画が行われるも、それが頓挫したテスラ。
何かと苦い経験をしているテスラですが、遂に2025年7月15日にインド市場へ進出したことが明らかとなりました。
2025年8月1日より、インドでも新車受注受付け及び販売開始となるわけですが、肝心の拠点となるディーラーは、デリーとムンバイにそれぞれ1店舗ずつショールームを開設するとのこと。
テスラの魅力の一つには、ピュアEVでありながらも「安価」というメリットがありますが、インドではボディサイズやパワートレイン、更に国外からの輸入によって関税がとんでもなく高額になり、「安さ」という魅力が大きく失われてしまうのですが、果たしていくらで販売されるのでしょうか?
何とモデルYの車両本体価格は、日本円で約1,036万円から

早速、テスラのインド版公式ウェブサイトをチェックしていくと…
テスラより2025年秋に販売を開始する唯一のピュアEVモデルとなる新型モデルY (Tesla New Model Y)が掲載されていて、グレード構成としては2種類ラインナップされます。
※エントリーモデルのモデル3は2025年後半に発売予定
エントリーグレード(スタンダードレンジ)に関しては、シングルモーターを搭載し、駆動方式は後輪駆動[RWD]、そして0-100km/hの加速時間は僅か5.9秒と十分な加速性能を持ち、航続可能距離はWLTPモードで500kmとなっています。

ちなみにこのグレード、日本での販売だと5,587,000円(税込み)での販売となるわけですが、何とインドでは5,989,000ルピーとのことで、日本円に換算すると約1,036万円もするんですね。
そしても一つの上位グレードがロングレンジになるわけですが、こちらは後輪駆動[RWD]のままで、航続可能距離は622kmと延伸されるも、車両本体価格は6,789,000ルピー(日本円に換算して約1,174万円)と更に高額になります。
インドでは、輸入車に対する関税が最大110%

もはやこの金額までになると、レクサスGX550やBMW M2クーペに匹敵する価格帯になるわけですが、インドユーザーがこれだけの金額を投じてまでモデルYに乗りたくなるのかどうかは不明。
ちなみに、これだけ価格が高騰している背景には、先ほどもお伝えした通り「巨額の関税」がかけられることが影響しているわけですが、その関税率は最大110%にまで上ります。
つまり、高額に見えるのはテスラ・モデルYだけとは限らず、国外で生産される車両のほぼ全てが、通常価格の2倍以上で販売されるということになるわけですね。
インド関税の異常な高さについて、ドナルド・トランプ大統領は強く非難

こうした法外な関税により、アメリカ政府はインドに対し、輸入車に対する最高110%の関税撤廃を求めていますが、インド政府は慎重な姿勢を見せながらも、即座の回答を見せないインドに対し、トランプ大統領が糾弾するのも致し方ないところ。
ちなみに、海外メディア・ロイター通信の報道によると、こうした関税絡みの関係者の1人に取材したところ「アメリカのインドに対する要求は、農産物を除く大半の部門で関税をゼロもしくは極めて低い水準に設定することだ」と述べていて、輸入車向け関税は撤廃を想定しているとコメント。
また別の関係者は、インドは「アメリカの主張に耳を傾ける」一方で、反発はしなかったと指摘していて、国内の産業界と相談した上で、アメリカに方針を回答するだろうと話しています。