レクサス公式ガイドまで発行する本気仕様。特別仕様車LC500クーペ・ピナクル (Pinnacle)に使用されるマットシルバー「朧銀 (おぼろぎん)」のメンテナンスがヤバ過ぎた
やはりマットクリア塗装の維持はとんでもなく大変だな…
2025年7月24日に発表され、同年8月4日に発売される一部改良版レクサスLC500/LC500h/LC500コンバーチブル。
今回、LC500/LC500コンバーチブルをベースにした特別仕様車ピナクル (Pinnacle)が抽選限定で販売されるわけですが、そのなかLC500クーペ・ピナクル専用カラーの朧銀(おぼろぎん)マットシルバーが中々にクセモノ。
っというのも、そもそもマットカラー自体のメンテナンス・維持が大変なことは周知の事実なのですが、今回レクサスが公開しているマットクリア塗装のメンテナンスガイドが中々に強烈。
具体的にどういった内容なのか、早速チェックしていきましょう。
1.一般的なクリア塗装とマットクリア塗装の違い~光を拡散反射させ、マットな質感を表現~

まずは、一般的なクリア塗装とマットクリア塗装の違いを見ていきましょう。
■一般的なクリア塗装
私たちが艶のあり/なしを感じるのは、物の表面に反射して私たちの目に入る光の量が関係しています。
一般的なクリア塗装は表面が平らで滑らかになっています。
平らな面に当った光は、鏡に当った光のように一方向に正反射する量が多いため、目に入る光の量は多くなります。
そのため、私たちの目には車のボデーに艶があるように映ります。
■マットクリア塗装
マットクリア塗装は、クリア塗料に艶消し剤を添加して表面に細かな凹凸をつけています。
凹凸な面に当った光はいろいろな方向に拡散して反射するため、目に入る光の量は少なくなります。
この効果によって、マットクリア塗装が施されたボデーは艶が消えたように見える独特の質感を表現しています。
以上の通りとなります。
2.特殊表面処理を採用~マットな質感を保ち、お手入れも楽に~

続いて、マットカラーの構造について見ていきましょう。
■塗装構造
[1層目]下塗り・・・ボデー(鋼板)を錆びにくくする役割があります。ボデーの内側にも塗られている
[2層目]中塗り・・・上塗りの仕上がりを良くする他、耐久性を向上させる役割がある
[3層目]上塗り(ベース)・・・実際のボデーの色
[4層目]上塗り(マットクリア)・・・下の層の塗装を保護する透明の塗装。色に深みを与えたり艶を出したりして見栄えを良くする役割も
[5層目]レクサスマットコート(特殊表面勝利)・・・高い防汚性、汚れ除去性が長続きし、マットクリア塗装のお手入れが楽になる処理
マットクリア塗装向けレクサスマットコート(特殊表面処理)
メーカー工場内でマットクリア塗装に特殊な表面処理を施しています。
特殊表面処理は、一般的なコーティングの膜よりも薄いため、マットの質感を損ねずに、塗装面に高い防汚性と汚れ除去性を付与します。
そのため、通常のマットクリア塗装よりも美観の維持やお手入れが楽になります。
以上の通りとなります。
3.マットクリア塗装のお手入れ~汚れが付着した場合は速やかに洗車してください~

続いて、レクサスマットクリア塗装のお手入れについて見ていきましょう。
マットクリア塗装は表面に細かな凹凸があるため、一般的なクリア塗装よりも汚れが付着しやすくなります。
そのまま放置すると、付着した汚れは塗装表面の隙間に入り込み、落としにくくなります。
また、凹凸のある塗装表面が平らに近づくことで艶が出てしまい、マットな質感が損なわれます。
そのため、こまめに洗車し、汚れたままにしておかないようにする必要があります。
(注意)通常の洗車で落ちない汚れを、マットな質感を損なわず注意に落とすためには、汚れを塗装表面ごと削り落とした後、部品全体を再塗装する必要があります。
落としにくい汚れについて
次のような汚れは落としにくくなるおそれがあるため、付着した場合は速やかに洗車することをおすすめします。
●樹液、落ち葉、花びら、砂ぼこり、花粉、火山灰、虫の死骸、鳥のふん
●泥、雪、凍結防止剤、雨水、海水
●ガソリン、オイル、アスファルト 等
以上の通りとなります。
4.マットクリア塗装の洗車方法~手洗いによる洗車をおすすめします~

続いて、マットクリア塗装の洗車方法について見ていきましょう。
■ステップ1:十分に水をかけて表面の砂やほこりを車体の上から下へ洗い流す
十分に水をかけて表面の砂やほこりを車体の上から下へ洗い流す。
洗い流した部分に汚れが飛び散るのを防ぐため、タイヤなど足回り部品がひどく汚れている場合は、先に足回りの汚れを洗い流します。
目立った汚れが落ちずに残っている場合は、ホースやシャワーノズルを近づけて、やや強めの水圧で押し流します。
■ステップ2:十分に水をかけながら、柔らかいセーム皮で車体を軽くふく
同様に車体の上から順に汚れを落としていきます。
■ステップ3:強くこすらないように気をつけながら、別の柔らかいセーム皮で車体表面の水滴をふき取る
水滴が乾く前に速やかにふき取ってください。
水洗いに使用したセーム皮をふき取りに使用しないでください。
注意事項
塗装面の傷付きやマットな質感の低下を防ぐために次注意の注意をお守りください。
お守りいただかないと、塗装面に傷が付いたり艶が出てマットな質感を損なったりするおそれがあります。
●洗車ブラシを使用しない
●電動ポリッシャーを使用しない
●塗装面を強くこすらない
●コンパウンド(研磨剤)を使用しない
以上の通りとなります。
