(2025年)一部改良版トヨタ・シエンタが発売前から多数の受注により「年内納車不可能」に。最も人気のグレードと、シエンタが多くの人に愛される理由とは

2025-08-01

発売前からシエンタの納期が「半年以上」になるとは…

2025年8月5日に発表・発売予定となっている、トヨタの一部改良版シエンタ (Toyota New Sienta)。

前回のブログにて、本モデルのグレード別価格帯に加え、売れ筋グレードの見積もり記事も公開しました。

今回の改良型シエンタの注目トピックスは、全グレードにおいて足踏み式パーキングブレーキから、電動パーキングブレーキ[EPB]とオートブレーキホールド[ABH]機能が標準装備され、更にトヨタ初となるオートブレーキホールドのメモリー化が採用される予定です。

車両本体価格としては、改良前に比べて8万円ほどの値上げではあるものの、一部メーカーオプションが標準装備されることを考えると乗り出し価格での差額はほとんどなく、むしろ値下げレベルの改良になるため、間違いなく発売前から多く受注を抱えることになると予想されていました。

そんな改良型シエンタですが、案の定発売直前から「半年以上」も長納期化しているようです。


2025年7月末時点で納期は「2026年2月以降」

私がいつもお世話になっておりトヨタディーラーに取材させていただいたところ、発表・発売を目前にした2025年7月末時点で、ハイブリッド(HEV)モデルを中心に受注が集中しているそうで、既に納期も2026年2月以降の生産枠まで伸びているとのこと。

つまり、発売前から7か月以上の長納期モデルになっているとのことですし、2026年2月以降の生産枠に関しても、2025年秋~冬頃にかけて改めて受注を受け付けるとのことですから、その頃にはまた新たなユーザーからの問合せもあるでしょうし、早めに行動しないとどんどん納期が後ろ倒しになってしまうそうです。

まさかエントリーコンパクトミニバンのシエンタでさえ、ここまで長納期するほどの人気を得るとは予想もしていませんでしたが、ここまで注目されている理由としては、やはりEPB+ABHの標準化が大きいそうで、2022年8月のフルモデルチェンジ直後の現行モデルからの乗り換え組も非常に多いそうです。

繰り返しにはなりますが、今回の改良・変更内容は以下の通り。

【(2025年)一部改良版シエンタの改良・変更内容一覧】

●電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能全車標準装備
→オートブレーキホールド[ABH]機能にトヨタ初の自己復帰(メモリー)式を採用

●予防安全装備Toyota Safety Senseのアップデート
→レーダークルーズコントロールの停止保持機能を全グレード標準化
→ドライバー異常時対応システムを全車標準装備

●CD/DVDデッキ廃止

●HEV G/HEV Zグレードの装備内容見直し
・ドライブレコーダー(前後)+ETC2.0車載器の標準装備化

●ボディカラーの変更無し

●インテリアカラーの変更無し

●内外装のデザイン変更無し

●4ナンバー架装モデル&1列2人乗り仕様の「JUNO」を追加
・チル(Chill)モード:サイドテーブル1個、クッション2個、ベース1個、ラージ1個
・リフレッシュ(Refresh)モード:ベース4個
・フォーカス(Focus)モード:ワークテーブル1個、クッション2個、ベース2個、ラージ1個
・コンフォート(Comfort)モード:サイドテーブル2個、ベース4個、ラージ1個

昨今のミニバン人気は凄まじいな…

ちなみに、2025年9月1日に発売予定となっている一部改良版ノア/ヴォクシーに関しては、一部メーカーオプションの標準化と、ノーマルボディとなるノアGグレード/Zグレードの廃止によるグレード整理及び生産効率の向上が狙いとなっていますが、シエンタほどの魅力的な改良ではないにもしても、これまで中々簡易的に購入できなかったミドルサイズミニバンということもあり、既に受注殺到。

2025年7月26日に新規での受注を受付け開始したばかりですが、既に販売店によっては2025年内の納車は厳しいとの情報ですし、メーカーオプションとの組合せ次第では、更に長納期化する恐れもあるとのことですから、できる限りトヨタとしても「ある一定の決められたオプションでユーザーに購入してほしい」という思惑があるのかもしれませんね。

アルファード/ヴェルファイアの受注は落ち着いているようだ

一方で、ラージサイズミニバンでお馴染みとなるアルファード (New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア (New VELLFIRE)ですが、こちらは既に既存客を優先に納車がほぼ完了しているため、これからは新規顧客でも購入できるような体制で受注を受け付けているとのこと。

ただ、2025年内納車不可となるほどバックオーダーは抱えていないとのことで、シエンタ/ノア/ヴォクシーに比べると勢いは落ち着いているそうですし、最も購入しづらかったExecutive Loungeは、PHEVモデルだとフリー状態で2025年内納車可能の場合もあるようです(販売店によって対応は異なるのでご参考までに)。

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