ホンダ車オーナーが断言。SNSで新型プレリュードの内装が「酷い」と話題の理由とは

毎日話題の絶えない新型プレリュード

2025年9月4日に発表、同月5日に発売されたばかりとなる、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型プレリュード (Honda New Prelude, BF1)。

2001年に5代目が販売・生産終了してから約24年、四半世紀ぶりにプレリュードの名が復活し、本ブランドとして初のハイブリッドシステムを採用した2ドアスポーツカーとなります。

そんなプレリュードも、今回のフルモデルチェンジでの車両本体価格は6,179,800円と、ホンダのラインナップモデルで最も高額。

プレリュードのデザインやスペック、価格面から、「このプレリュードは売れない」「誰がこんな車買うの?」といったコメントが、SNSにて多く散見される一方、それだけ注目されていることは間違いないのですが、個人的にちょっと気になるのは「内装の批判」。

これについて、過去これまで様々なホンダ車を乗り継いできたオーナー目線でインプレッションしていきたいと思います。


おそらく「プレリュードの内装」に不満があるのではなく、「600万円超えの内装」に不満があるのかもしれない?

こちらが現在、SNSやYouTubeなどで何かと話題となっている新型プレリュードの内装。

インテリアカラーはブルー×ホワイトのデュアルトーンタイプで、この他にも、新色ムーンリットホワイトパールを選択した場合のみ、ブルー×ブラックのデュアルトーンも選択することが可能です。

今回は、ブルー×ホワイトの内装を中心しつつインプレッションしていきたいと思いますが、現在SNSで話題となっているのは、プレリュードの内装の質感。

その多くが…

●チープな内装で欲しいと思わない

●600万円以上も支払ってこの内装はふざけている

●ホンダが無理くり高級路線にシフトしようとして失敗した典型例

●プラスチッキーなパネルばかり使って、この仕上がりで600万円は支払えない

といった内容で、「プレリュードの内装に対する不満」というよりは、「600万円以上もする車の内装に対する不満」が多いようにも感じるんですね。

あと、プレリュードに対して「高い」といった投稿が多く見られるので、内装に限らず、見た目やパワートレインなども含めての金額に不満を抱く方が多いようにも感じられます。

ホンダ車を10台以上乗り継いできたオーナーから見る新型プレリュードの内装は?

実際のところ、過去これまで10台以上のホンダ車を乗り継いできた私としては、今回のプレリュードの内装は「ホンダの現代のデザイン言語を取り入れた」だけに過ぎず、特に目立った特別感などは感じておらず、シンプルに「ホンダイズムを感じられる内装だな」という感想に留まっています。

特にコックピット周りにおいては、水平基調を意識したレイアウトは現行フィット4 (FIT 4)や現行ヴェゼル (Vezel)から受け継がれていますし、更にいってしまうと、シビック (Civic, FL)やZR-V、CR-Vといったモデルと概ね同じパーツなどを共有している関係で、「見慣れてしまった」というのが正直なところなんですね。

「600万円の車」という視点で内装を見ていくと…

ただ、改めて「600万円の車」という情報をベースにした、改めて内装を見直してみると、「確かにプラスチックの要素は多いかもしれない」とは思う一方で、「内装にはそれなりの力を入れつつも、メインは新世代ハイブリッドシステムe:HEVなので、かけるべきコストのウェイトを変えただけなのでは?」といった見方もできるんですよね。

特に今回のプレリュードに関しては、先ほどもお伝えした通り「ホンダの量産車としては初の新世代ハイブリッドe:HEVを搭載」する一方で、「数の出にくい2ドアスポーツクーペ」という要素も持ち合わせているため、フィット4やヴェゼル、ZR-V、ステップワゴンなどとは違って「販売台数を多く売る車ではない」ことから、どうしても開発コストを回収する意味でも販売単価は上がってしまうところ。

おまけに、先ほどの新世代ハイブリッドe:HEVに関しては、内装と違って「目に見えない要素」でもあるため、中々コストと照らし合わせて評価することは難しいと思うんですよね。

そう考えると、プレリュードの車両本体価格が600万円を超えてしまうのは現実として仕方ないとも考えていて、ましてや昨今の物価高などを鑑みても、「スポーツカーが売れにくいこの時代に、しかも利益の出にくい2ドアスポーツクーペ」を販売したホンダには、感謝すべきなのかもしれません。

2ページ目:「新型プレリュードは失敗作」と、既に決めつけている厳しいコメントも