【終焉】トヨタGRスープラ「2026年3月で生産終了」を公式アナウンス!その裏で、抽選限定150台のA90 Final Editionがカーボンパーツの品質問題で登録停止→納車遅延のトラブル発生
結局一度もマイナーチェンジやフルモデルチェンジすることなく生産終了となるGRスープラ
2025年3月に正式発表され、同年10月以降よりデリバリー開始予定となっていた、日本抽選限定150台のみとなる特別仕様車トヨタGRスープラ A90 ファイナルエディション (Toyota New GR Supra A90 Finale Edition)。
実はこのモデルを含めたスタンダードモデルのGRスープラについて、遂にトヨタ公式が「2026年3月で生産終了」することを明らかにしました。
この他にも、先述にもある通り、GRスープラ A90 ファイナルエディションが2025年10月よりデリバリー開始予定だったにも関わらず、「とある理由」により納車が大幅に遅れていることが判明。
その具体的な理由とは何なのか?チェックしていきましょう。
2025年10月24日、トヨタ公式プレスリリースにてGRスープラの生産終了を公式アナウンス

まずは、トヨタ公式がアナウンスしているGRスープラの生産終了に関するプレスリリースを見ていきましょう。
スープラ 生産終了のお知らせ
2025/10/24
スープラについて、2026年3月をもって生産を終了いたします。たくさんのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
購入をご検討中だったお客様におかれましては、生産終了のお知らせとなり、大変申し訳ございません。
代替の車種などについては、お近くの販売店にお問い合わせください。
via:Toyota
以上の通りとなります。
2019年にA90型スープラとして登場して6年が経過しましたが、一度もフルモデルチェンジされることなく、更にはビッグマイナーチェンジなどによって内外装デザインが刷新されることもなく生産・販売終了するのは珍しいところ。
本モデルについては、トヨタが100%自社開発したモデルではなく、BMW Z4との共同開発によって実現されたモデルなので、様々な制約が設けられたなかでの市販化となりました。
A90 Final Editionは1,500万円と高額だが、中身を見れば「破格」

ただその中でも、日本抽選限定150台のみ販売された特別仕様車A90 Final Editionに関しては、これまでのトヨタの技術の集大成ともいえるモデルで、車両本体価格は15,000,000円(税込み)ととんでもない価格設定。
ただ、以下の改良内容を見れば「破格」ともいえ、トヨタクラスの規模じゃないと、とても開発コストを回収することは難しく、「赤字で終っても仕方ないバーゲンモデル」だと思うんですよね。
★パワートレインのアップデート
・吸気経路を見直し、低背圧触媒を採用することで圧力損失を低減。それに合わせてエンジン制御を最適化することで最高出力387ps → 435psへ、最大トルク 500Nm → 570Nmへ向上させ、加速性能とレスポンスを向上
・エンジンオイルパンにバッフルプレートを追加。コーナリング性能向上に伴う高G域でのオイルの偏りを防止
・エンジン性能向上に伴い、冷却性能を強化。ラジエーター冷却ファンを強化するとともにサブラジエーターを追加し、さらに、ディファレンシャルギアカバーの冷却フィンを大型化
・新しいシャシーセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化。旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善
・アクラポヴィッチ製チタンマフラーを採用し、迫力のあるエンジンサウンドを実現
★ブレーキ性能の向上
・フロントにbrembo製19インチブレーキと高μブレーキパッドを採用し制動性能を強化。さらに、前後にフローティング構造のドリルドディスクを採用し、スポーツ走行時においても優れた制動力を確保
・ステンレスメッシュのブレーキホースを採用し、制動時のホース膨張による圧力伝達損失を抑え、強化したブレーキシステムの性能を最大限引き出す
★ボディ・サスペンション性能の向上
・GR Supra GT4が採用しているKW製サスペンションを採用。伸び側16段、縮み側12段の減衰力調整を備えて様々な使用状況に対応したほか、前後スタビライザーを強化することで、限界性能を向上
・フロントロアアームに強化ゴムブッシュ、フロントコントロールアームにピロボールジョイントを採用し、リヤサブフレームをGR Supra GT4と同じアルミリジッドマウントとすることで、サスペンションとボディの一体感を向上。ロードインフォメーションがより伝わりやすくなり、正確なハンドリングに貢献
・フロントカウルブレースを強化した上で、フロント床下ブレースを追加。リヤ床下ブレースの構造を強化し、室内には強化ラゲージクロスバーを採用することでボディ剛性を高め、ダイレクト感やグリップ感、コントロール性を向上
・今回の進化点にあわせ、EPS制御を最適化し、ダイレクト感のあるステアリングフィールを実現し、コントロール性能を向上
・前後のキャンバー角を見直し、グリップを高めてコーナリング時の安定性能を向上
★エクステリアやタイヤホイールのアップデート
・GR Supra GT4の開発を担当するTOYOTA GAZOO Racing Europe(以下、TGR-E)が空力性能開発を担当。TGR-Eの持つモータースポーツ参戦を通じて得た知見と、風洞実験施設を用いてテストを重ねて開発
・カーボンフロントスポイラー、カーボンフロントカナード、フロントセンターフラップを採用。さらに、GR Supra GT4を彷彿させるスワンネック構造のカーボンリヤウイングを装備することで前後の空力バランス、ダウンフォース、ドラッグを最適化し、接地性とハンドリング性能を向上
・カーボンボンネットダクトを追加。脱着式のインナーダクトを採用し、取り外し時には冷却性能向上に寄与
・10mm拡幅したハイグリップタイヤ「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2」を採用。コーナリング時の安定性および限界性能をさらに向上
・フロント19インチ、リヤ20インチの軽量ホイールにはTGRのロゴを刻印
★内装のアップデート
・シートパッドにアルカンターラ®素材を使用したレカロ製カーボンフルバケットシート「RECARO Podium CF」を採用。走行性能向上によりドライバーにかかるGが増加する状況においても、しっかりと体をホールドし正確なドライビングをサポートします。また運転席シートを赤色とし、ドライバーオリエンテッドコクピットを強調
・ステアリングホイール、ドアトリム、センターコンソールニーパッド、センターアームレスト、シフトノブ・ブーツ、インストルメントパネル中央部の表皮にアルカンターラ®素材を使用。また、赤色シートベルト、専用カーボンスカッフプレートを採用することにより台数限定モデルの特別感を向上
via:Toyota
