【恐怖の実話】秋から増加中!ネズミなどのげっ歯類による車の走行不能トラブル。私のホンダ新型フリードも餌食に…今すぐできる「ビニールテープぐるぐる巻き」での物理的防御策とは?

秋から冬にかけて、突如として車が動かなくなる問題が多発している模様

2024年12月、私に納車されて半年ほどしか経過していないホンダ新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)・3列6人乗り[2WD]が、突如として走行不能となったことをお伝えしました。

走行不能の要因としては、秋から冬場にかけて登場する齧歯類 (げっしるい/ネズミ)が、暖を求めてフロントフードボンネット内に入り込み、その後にカプラーやエアフローセンサーケーブルが齧られたような痕跡が見られ、しかもケーブルも概ね断線状態だったんですね。

これにより、当初計画されていた予定が大幅に狂ってしまうという問題が発生したわけですが、こうしたげっ歯類によるトラブルが、他のユーザーでも既に2025年10月に入ってから複数件報告されているそうです。


2025年10月の時点で、前年の報告件数を超えている模様

先日、私がお世話になっているホンダディーラーやトヨタディーラー、スズキディーラーなどに取材させていただいたところ、げっ歯類により、エンジンカバーや電装ケーブル/ハーネスが齧られることによる、走行不能に陥るようなトラブルが複数件報告されているとのこと。

こうしたトラブルが起きる場所としては、屋外駐車場だけでなく、少し年季が入ったガレージや車庫、納屋に停めている車にて起きているそうで、前日の夜に車を走らせた後、翌日の朝にエンジンをかけようとしたところ、メーター上にエラーメッセージ/アイコンが大量に表示されたそうです。

こうした問題は、各販売店にて毎年数台程度報告されているそうですが、2025年の秋頃時点で、前年を超える報告が入っているとのことから、もしかするとげっ歯類の繁殖が増えているのではないか?との見方もあるようです。

ちなみに、私のフリードがげっ歯類のイタズラによって起きたトラブル・症状は上の通り。

エアフローセンサーケーブルがほぼほぼ断線したことにより、メーター上の予防安全装備エラーなどがほぼ全て点灯。

最初は自走することは可能だったのですが、徐々に出力が低下して、アクセルを踏んでも加速せずに、そのまま停車。

幸い、ガソリンスタンドの近くでの停車だったので、スタンドのスタッフさんにサポートしていただきながらお店にて仮置きさせていただいたのですが、まさか納車されて6か月でこのようなトラブルに発展するとは予想もしておらず…

OBD診断機でも「故障」のオンパレード

なお今回のトラブルについては、早朝という時間帯のこともあってホンダディーラーに問い合わせることは避けたかったため、JAFさんにお電話させていただき、最悪レッカー移動も想定して出動を依頼。

JAFのスタッフさんの迅速な対応により、OBD診断機にて調べていただいた結果、「吸気温度センサーの電圧が高い」や「エアフローメーター電圧高い」、「LAFセンサー大気開放故障」「VSA故障チェック」「PGM-FI ECU故障」「ブレーキアクチュエーター故障」など、様々な故障を確認。

エンジンルーム内は、ネズミが荒らしたような痕跡が

当初は原因が分からない状況ではあったものの、念のためボンネットフードを開けてみたところ、上の画像の通り、エアフローセンサーケーブルを保護するカプラーが齧られてしまい、更にケーブル類もほぼほぼ齧られた大変なことに。

エンジンカバーには、ネズミが歩き回っていたような痕跡も見られ、先ほども記載したように、前夜にエンジンルーム内に侵入してきた可能性が高そう。

その後、ホンダディーラーへと入庫し、諸々調査していただいた結果、ハーネス関係を一式交換しなければならず、その費用が工賃含めて約7万円ほど。

思わぬ形での出費となり、当然のことながら新車保証も受けられないため自腹で対応することに。

2ページ目:新品のハーネスに交換しても、再びげっ歯類によるイタズラが発生!その後の対策は?