トヨタがランドクルーザーFJ60にタンドラのV6ツインターボをぶち込んだ「ターボ・トレイル・クルーザー」を公開!マツダMSRロードスター12Rは抽選倍率「47.5倍」の熱狂
新型ランドクルーザーFJが注目されるなか、トヨタ公式は更にクレイジーなカスタムモデルを出展へ
2025年10月21日、トヨタはランクルシリーズの末っ子となる新型ランドクルーザーFJ (Toyota New Land Crusier FJ)を発表し、日本市場向けは2026年央頃に発売されることが決定しています。
その一方で、トヨタのアメリカ法人は、2025年11月5日より、アメリカ・ラスベガスにて開催されるSEMAショー2025向けに、1980年代に登場したランドクルーザーFJ60をベースにした過激なカスタムモデルを出展することを明らかにしました。
しかもこのモデル、従来のランクルFJ60に搭載される直6エンジンではなく、新型タンドラ (New Tundra)に搭載される排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンをスワップした「ターボ・トレイル・クルーザー」と呼ばれるモデルなのだそう。
果たしてどんなコンセプトモデルなのか、早速チェックしていきましょう。
見た目はランクルFJ60そのままながらも、中身はアメ車のようなパワフルモデル

こちらが今回、SEMAショー2025向けに出展されるランドクルーザーFJ60をベースにしたコンセプトモデルの「ターボ・トレイル・クルーザー」(トヨタUSA公式ニュースリリースより引用)。
ランクルシリーズを得意とする社外アフターパーツメーカーではなく、トヨタUSA公式が出展するというのも驚きですが、一番注目したいのはスペック。
元々のランクルFJ60をベースにしつつ、リフトアップサスペンションをインストールし、更にタンドラの排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン「V6 i-Force」にスワップ。

さすがにデュアルブーストハイブリッド(i-Force MAX)化はされていないものの、エンジン出力394ps/最大トルク650Nmを発揮するため、元々搭載されていた直列6気筒エンジンに比べて、エンジン出力はほぼ2倍。
当然、パワーアップに加えて洗練性や静粛性、効率性のレベルが向上し、これまで以上にモダンでありながらも、ストリートでの使用が可能で、高性能に感じられるようになったのは魅力的。
ランクルFJ60にV6ツインターボエンジンを搭載できたのも驚き

こちらが、実際にランクルFJ60に搭載されているV6ツインターボエンジン。
この現代的なV6エンジンを、1980年代初頭のエンジンルームに無理なく収めるために、トヨタ・モータースポーツ・ガレージ(TMG)のエンジニアたちは単なる交換にとどまらず、特注のハードウェアを開発。
これにより、エンジンはファイアウォールを損傷したり、主要なマウントポイントをずらしたりすることなく、スムーズに収納できたそうです。
新コンポーネントには、カスタムエンジンマウントや再設計されたオイルパン、専用ヒートエクスチェンジャー、専用ワイヤーハーネスが含まれ、アダプタープレートは、V型6気筒エンジンとオリジナルの5速マニュアルトランスミッション(MT)間のギャップを埋めています。

エキゾーストシステムは特注で、高性能の特性にマッチした、よりアグレッシブなサウンドを実現するとのことですが、それ以上に、このエンジンと5速MTをマッチングさせてきたのも驚異的。
敢えて見た目はそのままにしてきたのも憎い演出

板金の下には、オリジナルのラダーフレームシャーシが採用されていますが、サスペンションが1.5インチリフトアップされ、フロントシャックルがリバーサル化されているため、アーティキュレーションが向上。
磨き上げられたビードロックホイールには、35インチの巨大なオフロードタイヤが装着されているため、ランクル本来の力強い走りは健在。
ちなみにこのモデル、メカ的な改良が随所に施されているにもかかわらず、エクステリアはほぼ手つかずのままというのも「ランクルらしさ」を演出するため。
デザイナーたちは、ボディを現代風に改造したり、ハロゲンヘッドライトを交換したりする衝動を抑え、1980年代のフォルムと雰囲気をそのままに残すことで、当時の古き良きランクルを思い返せるようにしてきたのはお見事だと思います。
インテリアは、JBLスピーカーとセンターディスプレイの追加のみ

インテリアも見ていきましょう。
レトロなダッシュボードに取り付けられたJBLステレオオーディオシステムと、中央のタッチスクリーンが装備されている点だけが現代的ですが、この組合せも何だか違和感がありながらも、メーターをそのままにしてきたのはグッド。
このプロジェクトを担当したトヨタ・モータースポーツ・ガレージのオペレーション・ディレクターであるマーティ・シュヴェルター氏は、以下のように語っています。
ターボ・トレイルクルーザーは、トヨタの最新パフォーマンステクノロジーを、当社の最も象徴的なクラシックカーの一つに融合させたらどうなるかを示すモデルです。
パワー、ドライバビリティ、そして信頼性を、オリジナルのランドクルーザーの雰囲気をそのままにパッケージに詰め込んだ、トヨタのDNAを受け継いだホットロッドのアプローチです。
ちなみに、SEMAショー2025ではトヨタUSAから全20種類ものコンセプトカーが出展される予定で、既にカローラクロス・那須エディションや、カムリGT-Sコンセプトが発表済ですが、これらよりも更に過激なモデルが登場するとの情報ですし、果たしてどんなカスタムモデルを発表するのか、とても楽しみですね。
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