日産公式が「ホワイトの」フルモデルチェンジ版・新型エルグランド (E53)を世界初公開!更にJMS2025に出展されていたのは、まさかの「中間グレード」

遂に日産公式からもホワイトの新型エルグランド (E53)が公開

2025年10月29日に世界初公開され、2026年夏に日本での発売を予定している、日産のフルモデルチェンジ版・新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)。

日産が公開した新型エルグランドのイメージカラーは、全くの新色となる「FUJI DAWN -フジドーン-×至極 -シゴク-」のスペシャル2トーンカラーで、この他にもモノトーンカラーや、スタンダードな2トーンカラーも設定される予定です。

現時点で日産からは、この「FUJI DAWN -フジドーン-×至極 -シゴク-」のスペシャル2トーンカラーしか公開されていませんが、何と日産幹部がホワイトのモノトーンに身をまとう新型エルグランドを世界初公開しました。


ホワイトのモノトーンカラーにペイントされた新型エルグランド (E53)もカッコいいな…

こちらが今回、日産のカーデザイナーで担当執行職を務めるアルフォンソ・アルベイザ氏が公開した、ホワイトカラーの新型エルグランド。

現時点で、このボディカラー名までは公開されていないものの、ブリリアントホワイトパールよりも、アリアなどに採用されているプリズムホワイトのようなクリアに近いイメージ。

しかも、スペシャル2トーンや2トーンカラーではなく、シンプルなモノトーンのホワイトというのも全く初めてですし、イメージカラーとして公開されたモデルと比較すると「また違う印象」を与えてくれていて、膨張色でもあるのでボリューム感が増しています。

しかも、サイドミラーキャップはボディ同色ではなく、ブラックアクセントにすることでメリハリを付けているのもグッド。

昨今の新型車はタイヤホイールを大口径化しがちだが、日産がその流れに乗らないのはグッド

こちらはサイドビュー。

こうして見ると、サイドのベルトラインやプレスラインも明確にわかりますし、足もとのテクスチャーチックでピクセルタイプのような18インチホイール+整流板との相性も良さそう。

昨今のラージサイズミニバンと18インチアルミホイールだと、どうしてもホイールのインパクトが負けてしまうのでは?といった懸念点もありましたが、よくよく考えてみると乗り心地やロードノイズ、燃費、維持費などを考えると妥当なサイズ感なのかも(っというか、昨今の新型車のタイヤホイールがデカすぎる)。

現行C28セレナも、競合のトヨタ・ノア/ヴォクシーやホンダ・ステップワゴンの上位グレードが17インチタイヤホイールを装着しているのに対し、燃費や転がり抵抗、乗り心地などを考慮して最大16インチタイヤホイールに留めていたのを考えると、改めて日産は実用性やユーザーニーズを重点に置いて開発・設計しているのではないか?と思うんですね。

あと最近の日産は、ホワイトやブラックだけに限らず、レッドやブルー、イエロー、パープルといった有彩色を強くPRする傾向にありますが、今回の新型エルグランドは、有彩色だけでなくホワイトやブラックといったシンプルな定番カラーも注目を集めそうですね。

ちなみこちらが、日産公式プレスリリースにて公開された「FUJI DAWN -フジドーン-×至極 -シゴク-」のスペシャル2トーンカラー。

先ほどのホワイトカラーのエルグランドと比較すると、光の加減なのかは不明ですが、足もとのホイールリムにある10か所の切削光輝が明確に確認できるため、もしかするとグレードやボディカラーによって若干差別化?している可能性も考えられそう。

JMS2025に出展されているエルグランド (E53)は、上級グレードではなく中間グレード

あと、これも衝撃的だったのが、日産の公式プレスリリースやジャパンモビリティショー2025にて出展されている新型エルグランド (E53)が、まさかの最上級グレードではなく中間グレードだということ。

これはあくまでも、SNSユーザーがJMS2025の日産ブースにいるスタッフさんに確認された内容を引用しているだけになりますが、グレードは中間グレードで、フロントノーズにある”ELGRAND”バッジはディーラーオプションになるそうです。

もしこの情報が事実であれば、最上級グレードの車内空間はどのように変化するのか?プロパイロット2.0やヘッドアップディスプレイは標準装備されるのか?など、注目すべきポイントはまだまだ多くありそうですね。

2ページ目:新型エルグランド (E53)では当然ながらに採用されている機能も確認可能に!モータージャーナリストによる試乗感想もまとめてみた