日産セレナ(C28)の「デュアルバックドア」が撮影車に?高速道路での危険な活用に批判殺到。一方でポルシェが作った「トランクに人が座る」カメラカーが凄すぎる
カーグラを意識した公道での撮影は極めて危険
2026年1月15日、関越自動車道の上りにて、日産セレナ (Nissan Serena, C28)のデュアルバックドアを利用して、ポルシェ911やBMW M3らをローリングショットする現場が目撃され話題に。
この危険な撮影シーンは、おそらくはカー雑誌のカーグラフィックを強く意識したローリングショットだと思われますが、その一方でセレナの特徴でもあるデュアルバックドアを「そんな風に使うこともあるのか…」と驚かされる瞬間でもあります(おそらく日産も、ローリングショット用に活かされるなど予想もしていなかっただろうな…)。
あと、公道でのカメラカーによる撮影は、そもそも警察の許可なく撮影して良いものなのか?も含めてチェックしていきましょう。
高速道路で交通量の多い時間帯での撮影という、極めて危険な行為

こちらが今回、関越自動車上り線にて目撃されたローリングショット。
上の画像の赤丸にある通り、白の日産セレナ (C28)のラゲッジに座る男性が、後続のBMWやポルシェ911などをローリングショットしているシーンが確認できますが、この行為は極めて危険。

画質が少し粗めなので確認しづらいですが、セレナのラゲッジスペースに座る男性は、おそらく命綱だったり、シートベルトなどは装着していない可能性が高く、仮に撮影中にラゲッジから落ちたしまった場合、とんでもない大事故につながる危険性も。
そういった様々なリスクを考慮した上での撮影とは思えず、「瞬間的なものだから、事故らなけば(バレなければ)それで良い」という考えなのかもしれませんね。

なお、この現場を目撃されたSNS X ID:@tiiiiiipuuuu氏の情報によると、撮影時間は15時38分頃と、割と車の移動が多い時間帯だと考えられ、それこそローリングショット中に事故が起きてしまった場合、とんでもない渋滞に巻き込まれる恐れもあるわけで…
上の画像でも確認できますが、ポルシェ911が白線を跨いで自由に走行しているのが確認でき、まさか後続の車両に撮影されているとも思わないでしょうし、それだけ一時の楽しさを味わうために「周りが見えていない」恐れも高そう。

そして最終的には、3台の車両が3車線を封鎖して並走するシーンを撮影するという危険行為。
ここまで大胆かつ危険な行為をしていながら、最悪の事態に発展しなかったことは不幸中の幸い。
そもそも公道・高速道路でのローリングショットは、許可なく行って良いものなのか?

なお参考までに、公道でのカメラカー(撮影用車両)を使用する際には、管轄の警察署の交通課に「道路使用許可」を申請する必要があるとのことで、これには「撮影内容、日時、場所、使用する車両(劇用車など)」を明記した申請書と、道路管理者の許可(場合によっては「道路占用許可」も)が必要になるため、これらを申請していない場合は違反となり、罰則が与えられる恐れが高いとのこと。
あと、仮にローリングショットやYouTubeでの撮影を行う場合の細かな申請ステップとポイントは以下の通り。
➀撮影場所の特定と管轄警察署の確認
撮影したい場所(住所)が決まったら、その場所を管轄する警察署(交通課)を調査。
交番では申請できないので注意。②「道路使用許可」の申請
・申請窓口:管轄の警察署の交通課
・申請内容:撮影目的(YouTube、ドラマなど)、日時、場所、通行規制の有無、使用車両(劇用車など)の詳細を記載
・必要書類:申請書、図面、車両の車検証(劇用車の場合)、撮影計画書など。警察庁の通達により、劇用車は「臨時運行許可」と合わせて「道路使用許可」が必要
・手数料:収入証紙代(都道府県により異なるが、2,000円程度の場合も)が必要③「道路占用許可」の確認(必要な場合)
・ナンバーのない車両の撮影や、道路上に長く機材を置く場合など、道路を占有するような行為には、道路管理者の許可(道路占用許可)も必要。これは市区町村窓口などで申請④電力会社等の許可(電柱使用など)
・電柱や街路灯を利用する場合は、電力会社や通信会社の許可も別途必要
1月15日15時38分関越自動車道上りで危険運転に遭遇しました。
車を撮影してる方が落下して轢いてしまったら、どうするのでしょうか?
本当に危ないので迷惑かけない方法で撮影してください。#危険運転 pic.twitter.com/KSFuUu5znF— つー (@tiiiiiipuuuu) January 19, 2026