【異例の事態】中国がテスラ等の「隠しドアハンドル」を2027年より禁止へ!シャオミの死亡事故で動いた新規則、なぜかガソリン車は対象外という謎
やはり複数の死亡事故が起きているだけに、中国政府もスピーディに対応してきた
2025年9月より、中国を中心に何かと騒がせているフラッシュドアハンドル/ポップアップドアハンドル。
別名にして「隠しドアハンドル」と表現されているこの機能は、テスラやシャオミ、日産、ホンダなど、様々な自動車メーカーにて採用されている、一つのアイコン的な装備になっていますが、実はこのドアハンドルが原因で「死亡事故」が発生していました。
そこで中国では、フラッシュドアハンドルに関する新規制を設けると共に、現在採用されているドアハンドルを全面的に禁止することを明らかにしました。
新規制が設けられるのは2027年1月1日より

こちらが、中国に大きく騒がせているフラッシュドアハンドル。
テスラ・モデルSにて初めて採用されたことをきっかけに、この洗練されたデザインは、その後、業界全体に広く普及しました。
しかし、子供が車内に閉じ込められたとされる事故など、いくつかの注目を集めた死亡事故が発生し、その安全性が厳しく指摘されてきました。
このフラッシュドアハンドルは、2027年より中国にて販売される電気自動車を中心に、車内・車外に「機械式ドアハンドルを設置すること」がメーカーに義務付けられることになりました。

この規制は、2027年1月1日より発効しますが、既に承認済みで発売間近のモデルについては、2029年1月までに規制への適合が求められるとのこと。
なお、こうした規制が設けられた背景には、バッテリー上がりであったり、事故によりバッテリー供給が困難なモデルにて、ドアが開かなかったと見られるトラブルが発生したため。
ここまで急速な展開を見せたのは、シャオミを中心とした死亡事故が複数件発生したから

なお最も注目すべきは、中国のEVメーカーであるシャオミ (Xiaomi/小米科技)が、「2件の火災事故」を起こし、乗員と救助隊員が車両の電動ドアを開けるのに間に合わなかったとの報道を受け、広く注目を集めたことが挙げられます。
これに対し中国の安全当局は、緊急アクセスに関する設計基準を抜本的に見直すこととしました。
中国政府が設けた新規則は「驚くほどに具体的」

海外メディア・ブルームバーグ(Bloomberg)の報道によると、中国の新規則は「異例」なほど具体的だそうで、以下のような基準が設けられているとのこと。
・アウタードアハンドルには、衝突後でも救助者が「掴んで引き出せる」よう、少なくとも60mm×20mm(2.36インチ×0.79インチ)の凹みを設けなければならない
・車内では、メーカーはドアの開閉装置に、緊急時にドアを開ける方法を示す「目に見える標識」を明記する必要がある
・車内表示は、少なくとも10mm×7mm(約0.39インチ×約0.28インチ)の大きさが必要であり、インナードアハンドルとアウタードアハンドルは明確に定められた位置に設置する必要がある
以上の通り、改訂されたガイドラインでは、各自動車メーカーは、たとえバックアップバッテリーや機械式プルケーブルで補助されている場合でも、電動システムのみに依存することはできなくなりました。


