シャオミSU7の死亡事故で株価が8.7%急落!「フラッシュドアハンドル」の安全性問題が再燃か。日産の新型ナバラが三菱トライトンOEMながらもデザイン&技術で大胆な差別化か
フラッシュアウタードアハンドルの禁止を助長させる事故が起きた?それとも別の問題か?
現在、中国にて何かと問題視されているフラッシュアウタードアハンドル。
このドアハンドルは、普段はドアパネルと同一面に格納されていて、操作時のみポップアップしてくるギミックのようなドアハンドルのことを指します。
ドアの空力性能を高め、車のデザインをスマートで滑らかなものにするために用いられ、テスラやシャオミ、最近だと日産の新型リーフ (Nissan New Leaf, ZE2)などの電気自動車に多く採用されています。
しかしながら、そんなフラッシュドアハンドルの構造に対して、中国では「根本的に危険」と判断されており、現在では厳格な規制を設けるか、今後この機能のドアハンドルを廃止もしくは禁止にする可能性を示唆しています。
そんなフラッシュドアハンドルを設けたシャオミSU7が、中国にて火災事故となり、車内に取り残されていた男性ドライバーが脱出できずに死亡する事故が起きました。
燃える車内から脱出することができないドライバー

こちらが今回、中国にて起きたシャオミSU7の火災による男性ドライバーの死亡事故。
これは2025年10月13日(月)の深夜に起きたもので、シャオミSU7が事故で衝突し炎上しました。
たまたま近くにいた男性陣が、必死にドアを開けて運転手を救出しようと試みたにもかかわらず、運転していた31歳の男性は助からなかった、と報じられています。

中国メディア(Thepaper.cn)によると、ブラックのSU7は午前3時15分頃に衝突事故を起こしたとのこと。
SU7のドライバーは運転中の制御を失ったとされ、中国・成都の道路の反対側で停止する前、低木や植物が茂る広い中央分離帯と接触し、その直後に車両が炎上したとのこと。
なお、現場から撮影された映像には、数人の男性が運転席の窓を叩き割ろうと必死になり、運転席のドアを開けようとする様子が映っていて、男性1人は窓を何度も殴り、もう1人は窓を蹴破ろうとしている様子が映っています。
どうやらSU7のドライバーは飲酒運転だったの初期情報も

炎が燃え広がるにつれ、彼らはすぐに撤退を余儀なくされ、消防隊の到着を待つことに。
その後、隊員たちはなんとか炎を消し止めたものの、運転手を救うことはできなかったとのこと。
なお初期の報道によれば、31歳の男性がSU7を運転している際、どうやら飲酒運転をしていた可能性があるとのことですが、現在捜査を進めているそうです。
ドライバーは飲酒と焦りから正常な判断ができなかった?
こちらが消火されたあとのSU7。
他のEVに比べてシンプルなプルタイプのアウターフラッシュドアハンドルを備えていますが、最近の車同様、事故を検知したり、エアバッグが作動したりすると、ドアは自動的にロック解除されるように設計されています。
原因はまだ不明ですが、今回のケースではそのシステムが故障したと報じられており、車内には手動のロック解除装置が装備されていたものの、ドライバーは正常な判断ができず、ロック解除装置を操作できなかった恐れがあります。
事故の動画は瞬く間にSNSにて拡散、更にシャオミの株価も最大8.7%下落

今回の事故について、SNSでは「緊急時の速やかな脱出が困難とされる、フラッシュドアハンドルの問題」と批判する人も多く、「フラッシュドアハンドルの危険性、そして問題を提起している」方も多いわけですが、繰り返しにはなりますが、現時点で「フラッシュドアハンドルが原因で脱出できなかった」、とは言い切れないところ。
今回の事故のニュースは瞬く間に拡散され、中国SNS・ウェイボー(Weibo/微博)やX(旧Twitter)でも画像や動画が一気に拡散されました。
こうした事故が拡散されたことで、シャオミの株価は最大8.7%下落し、2025年4月以来の大幅な日次下落となりました。
株価は最終的に5.24%下落して取引を終え、時価総額は数十億ドル減少となっています。
シャオミSU7での死亡事故は、2025年4月にも起きていた

ちなみに2025年4月にも、中国東部・安徽省にてシャオミSU7が衝突事故を起こし、3人が死亡する事故が起きたわけですが、このときはフロントシートに乗っていた2人は衝突直後にドアがロックしたため、開けることができなかったとされています。
目撃者が窓ガラスを割ったため、後部座席にいた1人が救出されましたが、その後負傷により死亡が確認されました。
この事故は、中国における電子式および半電子式のドア機構(いわゆるフラッシュドアハンドル)に対する監視の強化に拍車をかけることとなり、規制当局は、より広範な安全上の懸念から、こうした設計への規制を検討しており、米国当局はテスラ車における同様の不具合の調査を続けている状況です。
Xiaomi shares plunged nearly 9% after a fatal crash involving its SU7 electric car, Bloomberg reports
According to the outlet, a 31-year-old driver in China collided with another vehicle, crossed into the opposite lane, and the car caught fire. Witnesses tried to pull the man… pic.twitter.com/yPQ70FoKXN
— NEXTA (@nexta_tv) October 13, 2025
ちなみにこちらが、中国・成都の公道にて起きたSU7の衝突及び火災事故。
かなり衝撃的な映像となっていますので、視聴の際は自己責任でお願いします。

