レクサス・新型「LS」が1か月で9,000台を受注。目標月販の15倍以上に

2020-05-26

レクサスのフラッグシップモデルであり、約10年ぶりにフルモデルチェンジを果たした5代目の「LS」の月間受注台数が発表され、10月19日から11月19日までに目標月販としていた約600台を大幅に超える約9,500台に到達したことが判明しました。
レクサスは、元々目標月販台数をかなり低めに設定することで、実績販売台数から販売比率を飛躍的に向上させる(今回の場合であれば15倍以上)ことで、ユーザーへの関心度を高める技術を身に付けていますね。


ちなみに、モデル別での販売台数を確認してみると、ハイブリッドモデル(排気量3.5L V型6気筒NA)「LS500h」が約6,800台、ガソリンエンジンモデル(排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン)「LS500」が約2,700台となります。

今回、レクサス「LS」がここまで販売月販を高めることができた理由としては、基本スタイリングが4ドアセダンではなく4ドアクーペというスポーティなスタイルを実現できていることが一つ。
同社のフラッグシップクーペに位置する「LC」と同様にGA-Lプラットフォームを新型「LS」にも採用し、スピンドルグリルはもちろんのこと三眼LEDヘッドライトは「LC」を彷彿させる高級感と独創性を高めており、更には「Lexus CoDrive」と呼ばれる高度運転支援技術により、速度のみならずハンドル操作もコンピュータによって行われ、事故防止並びに被害軽減、及びクルーズコントロール時における半自動運転を実現する高機能を持たせていることが大きな理由とも言えそうですね。

なお、今回の新型「LS」からはCピラーに窓が装備された6ライトキャビンをレクサスとして初採用。
これにより、リヤドアは小さくすることができ、狭い個所での乗降性が向上しているのも、この個体の魅力とも言えそうです。

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